適応障害に当てはまる『共通点』とは!?禁物なのは無理をしている…
こんにちは、精神科医しょうです。
今回の記事のテーマは適応障害の時に当てはまる共通点や特徴についてです。
外来をやっていると、「自分は適応障害かもしれない」「自分が適応障害かどうかわからない」こんな意見を耳にすることがあります。
確かにネット上には様々な情報も溢れ、どう判断しなくてはいけないかわからないことも多々ありますね。
そんなあなたのために、適応障害だと当てはまる共通点や特徴がありますのでお伝えしますね!
この記事を読んでほしい人
- 適応障害であれば当てはまる共通点や特徴について知りたい人
この記事を読むメリット
- 適応障害であれば当てはまる共通点や特徴がわかる
この記事の信頼性
- 普段の精神科での外来診療に加え、インスタにて6万人以上のフォロワーさんとの関わりから発信します
適応障害の時に当てはまる共通点や特徴
まず結論からお伝えしていくと、適応障害であれば当てはまる共通点や特徴とは、「明確なストレス因子がある」ということなんですね。
明確なストレス因子というのは、その人によって様々です。その人にとってストレスと感じるものであればあらゆるものがストレス因子となりうるんです。
一番多く悩むのが職場での人間関係ですね。人には相性がありますから、好きな人もいれば嫌いな人もいるのが当然です。
そういった人とは距離を取れば良いのですが、職場ではそうはいきません。仕事をする上でその人とはある程度付き合っていかなくてはいけない環境にいる方も多いでしょう。
上司であれば顔色を伺わなくてはいけないかもしれません。ひどい上司だとパワハラをしてくる人だっているでしょう。
職場の人間関係以外にも、仕事内容自体もストレス因子になり得ます。仕事量が多すぎたらストレスを感じますし、自分にとって苦手な仕事であればそれもストレスを感じるでしょう。
私は学生時代に数学が苦手でした。数学を勉強している時には強くストレスを感じていたものです。幸い生活に支障が出るような心身の症状は出なかったのですが、受験生活が終わり数学から距離を取ることができた習慣に数学というストレスは綺麗になくなりました。
つまりはストレス因子というのは、人それぞれ違うものであって、だから周りから理解されにくい側面があるんですね。
「なんだ、そんなことで悩んでいるのか」なんて理解のない言葉を投げかけられた方もいるかもしれませんね。
我慢は禁物
「明確なストレス因子はあるけどもう少し我慢しようかな」もしかしたらこんな風に思った方もいるのではないでしょうか?
でも我慢は禁物ですよ!
このような時に一人で抱えてはいけません。
必ず誰かに相談しましょう。会社の人間関係であれば、同僚や上司など身近なところから、相談窓口を設けている部門もある会社もあります。
あるいは人事課や産業医と相談するのも良いでしょう。
なぜ我慢は禁物なのか?
我慢を続けるとうつ病になってしまうリスクもあるからです。
うつ病になったらストレス因子から離れただけでは症状は改善しません。休養や投薬を必要とすることになるでしょう。
だから我慢は禁物なんですね。適応障害でも様々な心身の症状が出ます。そして症状が出ている場合にはすぐに心療内科へ受診するようにしましょう。
「眠れないくらいで受診していいのかな?」という方が時々いらっしゃるのですが、全然良いんです!辛さは人それぞれ。それを自分で判断して我慢してはいけませんよ。
あなたの症状が良くなることを願っております。
まとめ
本日は適応障害の時、当てはまる共通点や特徴についてお伝えしました。
その特徴とは、明らかなストレス因子でした。
もし現在この記事を読んでいる方でそのような状態にあり医療にもかからず我慢してはいませんか?我慢はしないでくださいね。
もし1人で抱えて苦しんでいるのであれば、この記事を読んで一歩踏み出してくださると嬉しいです。
適応障害であるにしてもそうでないにしても、まずは診察を受けてみないとわからない部分が大きいです。そして、我慢するよりも、あなたの気持ちが楽になっていくことには間違いありませんからね!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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