おさかなの愛らしい姿に思わず笑顔 詩人が詠んだ詩から生まれた「ほしがれい最中」【黒部市】
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今回は、黒部市生地の「まつや菓子舗」さんを紹介します。
まつや菓子舗
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黒部市生地は昔ながらの商店が多い町で、その町並みはとても趣があります。その中の一件に、和菓子などを製造・販売しておられる「まつや菓子舗」さんがあります。
ほしがれい最中
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「まつや菓子舗」さんの「ほしがれい最中」は、詩人の田中冬二が詠んだ「ふるさとにて」という詩にちなんだ和菓子です。
ほどよくサクっとしている皮の中には、品の良い甘さの美味しい餡が入っています。
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「生地温泉たなかや」でも紹介した、詩人の田中冬二。田中冬二は福島県生まれですが、幼少期の一時期を黒部市生地にある「生地温泉たなかや」さんで過ごしました。生地をふるさとと感じていたようで、「ふるさとにて」という詩を読んでいます。
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「生地温泉たなかや」さんの玄関前にある田中冬二詩碑には、「まつや菓子舗」さんの「ほしがれい最中」の由来になった詩、「ふるさとにて」が刻まれています。
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ふるさとにて
田中冬二
ほしがれひをやくにほひがする
ふるさとのさびしいひるめし時だ
板屋根に 石をのせた家々
ほそぼそと ほしがれひを
やくにほひがする
ふるさとのさびしいひるめし時だ
がらんとしたしろい街道を
山の雪売りが ひとりあるいてゐる
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最後に
生地銘菓「ほしがれい最中」。可愛らしい姿の最中を手に取ると、思わず笑みがこぼれます。
また、生地の海沿いから昔ながらの町並みを走るルートは、筆者がロードバイクで走るお気に入りのルートです。昔ながらのガラス戸や、少し低めの店舗の入り口、多くの神社、古き良き木造の建屋などが目を楽しませ心を和ませてくれます。
天気が良くなってきたので、お散歩がてら生地におでかけになってはいかがでしょうか。
まつや菓子舗
住所:富山県黒部市生地経新4393-2
電話番号:0765-56-8153
定休日:不定休