ベリンガムは本当の意味で復調するか?マドリーが迎える大事な局面で必要なピース。
予兆は、あったのかも知れない。
リーガエスパニョーラ開幕節、レアル・マドリーは敵地ソン・モイシュでマジョルカと対戦した。キリアン・エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエス、ジュード・ベリンガムを擁したマドリーはしかし、格下と見られた相手に1−1のドローを演じた。
「バランスとスタンス(姿勢)の問題だ」
「守備面で、我々は良くなかった。ボールを奪うのに苦労して、ボールロスト後にプレスを掛けるのにも苦しんだ。そういったところは、今後、改善しなければいけない。守備面に言及するとき、大事なのはスタンスとチーム全体のコミットメントなんだ」
これは初戦を終えた後のカルロ・アンチェロッティ監督のコメントである。
■パフォーマンスが上がりきらない選手
そこから時間が経過して、徐々に、マドリーは調子を取り戻している。ただ、気になるのは、ベリンガムだ。
ベリンガムは昨年夏、ボルシア・ドルトムントからマドリーに移籍した。移籍一年目にして即座にレギュラーポジションを掴み取り、シーズン序盤戦においては公式戦21試合で17ゴールをマークし、存在感を見せつけた。
だが今季は、何かがおかしい。リーガ第13節のオサスナ戦で、ベリンガムは今季初得点を記録。第14節のレガネス戦でも得点を挙げたが、彼の初ゴールまでにこれほど時間がかかるとは、誰も想像していなかっただろう。
無論、それには理由がある。
この記事は有料です。
誰かに話したくなるサッカー戦術分析の定期購読をお申し込みください。
誰かに話したくなるサッカー戦術分析
税込550円/月初月無料投稿頻度:月3回程度(不定期)
※すでに購入済みの方はログインしてください。