【京都市中京区】お風呂屋さんで商店街今昔写真展 お土産屋さんで八百屋 商店街の看板娘の思いとは?

修学旅行などで一度は行ったことがあるよという人が多い、有名な新京極商店街。今年で新京極通りが開通して150年を迎えることから、新京極商店街150年記念事業実行委員会が結成され、様々な取り組みが計画されています。

その初のイベントとして、2021年7月5日から24日まで、押小路御幸町西入の銭湯・玉の湯で同実行委員会主催の「昔を調べ、今を伝え、未来を創る 新京極今昔写真展」が開催されています。脱衣所が祇園祭を楽しめるように飾り付けられ、なんと男湯、女湯の浴室にも、昔懐かしい写真がびっしり。お風呂につかりながらゆっくりと昭和風情が楽しめます。

中心になって企画を進めている、新京極商店街で、大正八年から続く老舗おみやげ店「京のふるさと」で四代目となる看板娘、西澤摩耶さん(41)は、新京極商店街振興組合の理事でもあり、販売促進広報委員長も務めています。店主さんたちの中では、その活発な活動ぶりから、「商店街の看板娘やな」という人も。
お話を伺うと、「2020年の春からコロナ禍となり、一時は、170店舗のうち、開いているのは20店舗ほど、人通りが9割減の中、閉店も相次ぎ、外国人旅行者も修学旅行生の姿も見かけない街を目の当たりにした」といいます。

摩耶さんは、「じっと耐えて待っているのではなく、できることをみんなでやろう」と呼び掛け、商店街ブースを飾り付けしたり、「新型(いちげん)さんお断りどす京の街」の大きな垂れ幕を提唱したりと、地域活性化のため、持ち前の明るさでスーパーポジティブに活動してきました。今回の写真展も「コロナ禍でも、みんなが普通に行くところで工夫して商店街の良さを伝えたい」との思いがあったといいます。

京のふるさとでは、フロントで京の新鮮野菜の販売も始めました。これも「利益はないですが、少しでも新京極が話題になって足を運んでくれたり、商店街をいつも温かく見守ってくれた地元の人に恩返ししたい」との願いからなんだそうです。

コロナ禍のステイホームやテレワークなどで、地元の商店街の役割が見直されてきています。あちこちの商店街で頑張る若い力を応援したいですね。みなさん、近くの商店街を歩いてみませんか。新しい発見があるかも!
新京極商店街振興組合 京都市中京区新京極通蛸薬師下る東側町507 れんげビル3F
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