大谷翔平の前に「45-25」を達成した5人のホームランと盗塁は何位と何位だった!? 本塁打王は…
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/unenatsuki/00260944/title-1633036032904.jpeg?exp=10800)
9月29日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、1シーズンに45本塁打以上と25盗塁以上の「45-25」を達成した。この日の2盗塁は、シーズン25盗塁目(写真)と26盗塁目。ホームランは、9月21日に45本目を打った。
ナ・リーグとア・リーグの球史において「45-25」は、大谷が6人目だ。これまでの5人のなかに「45-40」と「45-30」はいるが、「45-45」と「50-25」はいない。
盗塁王も皆無だ。5人とも、リーグ・トップの選手とは20盗塁以上の差があった。大谷も、盗塁王は獲得できないだろう。ア・リーグ1位のウィット・メリフィールド(カンザスシティ・ロイヤルズ)は、40盗塁を記録している。
一方、本塁打王は5人中2人。1993年のバリー・ボンズ(46本塁打と29盗塁)と1997年のラリー・ウォーカー(49本塁打と33盗塁)は、どちらも2位に6本差をつけた。ちなみに、それぞれの2位は、デビッド・ジャスティスとジェフ・バグウェルだった。他の3人は、トップ3にランクインしたものの、本塁打王を獲得した選手と比べると、いずれも10本以上少なかった。
![筆者作成](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/unenatsuki/00260944/image-1633036324698.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
大谷の場合、現時点の45本塁打は、トップのサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)と3本差。本塁打王を獲得するチャンスは、皆無ではない。ただ、2位には46本のブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)がいて、大谷に次ぐ4位のマーカス・シミエン(ブルージェイズ)は44本だ。大谷は、本塁打王を逃すだけでなく、トップ3に入らない可能性もある。なお、9月29日に48本目のホームランを打ったペレスは、右足首の捻挫によって途中で交代したが、捕手ではなくてDHとしてなら、出場できるようだ。
「45-25」を達成したこれまでの5人のうち、1993年のボンズと1997年のウォーカー、1999年のチッパー・ジョーンズは、MVPを受賞している。