【台風16号が熱帯低気圧へ!】アンダーパス東京都内148個所|東海・関東に大雨予測で侵入は厳禁
25日に発生した台風16号は9月に入り6個目となりますが、台風としては発達せず27日には熱帯低気圧に変わる見込みと発表されています。
しかしながら、熱帯低気圧に変わっても安心はできません。どうやら、東海から関東地方に影響をもたらせ、東海道沖で発生する別の低気圧とのダブルで大雨になる予報がされています。
そのため、浸水が想定される地域では、アンダーパスへの侵入は厳禁です!
そこで今回は、東海・関東地方の天気予報とアンダーパスの件数および、マップを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
天気予報を確認すると台風16号は27日に熱帯的圧に変わる
tenki.jpによると、台風16号は台風として発達することなく、27日6時に熱帯低気圧に変わる見込みと発表しています。
ところが、東海から関東地方にかけて発生する低気圧を刺激して、局地的に200ミリを超える大雨になる恐れがあるようです。
ウェザーニュース&tenki.jp各社が大雨を予測
ここで、ウェザーニュースとtenki.jpの、2つの天気予報を確認してみましょう。
▼ウェザーニュース 2024/09/26 09:48
▼tenki.jp 2024年09月26日12:13
上記のとおり、ウェザーニュースとtenki.jp各社とも明日27日~28日は、東海から関東地方で大雨になるため警戒を促しています。
先の能登半島豪雨の災害で、自衛隊や民間団体などが支援に入っているため、大きな災害になるのは避けたいところです。そこで注意したいのが、浸水時のアンダーパスへの侵入です。
2023年の冠水や豪雨に起因するJAFの出動数は全国で3,021件
JAFの公式サイトでは、2023年に冠水や豪雨に起因する出動件数は全国で、3,021件とされています。
みなさんも毎年のように大雨時にアンダーパス内で、冠水によって動けなくなった車のニュースを目にしているはず。いつも利用している道路では、アンダーパスがあっても大丈夫と思い込むドライバ―も少なくないようです。
しかし、冠水したアンダーパスに突入すると車が水に浮いてしまい、最悪のケースでは車ごと沈んで溺死するケースも見られます。
東京都内のアンダーパスは148個所!大雨が予想されている都県のアンダーパス件数を紹介
前述のtenki.jpの「予想24時間降水量」にて、27日からの低気圧によって大雨が予想されている地域は以下の都県になります。
そこで、各都県にあるアンダーパスの件数も一緒に紹介しておきましょう。
- 静岡県⇒117個所
- 神奈川県⇒121個所
- 東京都⇒148個所
- 千葉県⇒94個所
- 埼玉県⇒265個所
- 茨城県⇒33個所
アンダーパスの件数については、次に紹介する「アンダーパス部の道路冠水注意箇所マップ」から、最新の個所数を調査しています。
ただし、静岡県のみ国土交通省が公開している「全国のアンダーパス部の箇所数(都道府県別)R4.3.31時点」を利用しています。
国土交通省|アンダーパス部の道路冠水注意箇所マップを紹介!
ここでは、国土交通省が公開している「道路冠水注意箇所マップ」のリンクを掲載しておきます。
いつも利用している道路なら、アンダーパスのある個所は把握しているでしょう。しかし、遠方からの出張やはじめて走行する道路では、どこにアンダーパスがあるのか分かりません。
そこで、この「道路冠水注意箇所マップ」とナビを利用すれば、アンダーパスを避けて迂回するルートを探せます。
- 静岡県GIS「みんなのハザードマップ」
- 神奈川県・川崎市・横浜市・相模原市 令和5年10月18日
- 東京都 令和6年8月1日
- 千葉県・千葉市 令和5年7月28日
- 埼玉県 令和6年7月5日
- 茨城県 令和5年9月15日
豪雨による浸水被害は残念ながら、完全に防ぐ手立てがないのが現状です。
ある程度の浸水であれば、土のうや水のうを利用して浸水を防ぐことは可能です。しかし、この方法にも限界があり床上浸水するほどの水の量だと、成す術もありません。
しかし、豪雨時のアンダーパスの冠水による事故は、自らの注意で防ぐことが可能です。
確かにアンダーパスを避けて迂回すると、とんでもない移動距離になることも多く、急いでいるときは「大丈夫だろう」と利用してしまう心理も分かります。
しかし、大切なマイカーや自分の命と引き換えるほどではないはずです!どうか、明日27日からの豪雨での、アンダーパス事故が起きないことを願います。