4つ目の台風25号(ウサギ)発生!沖縄に接近すると1976年以来48年ぶりの台風
本日12日午前3時に、フィリピンの東で台風25号(ウサギ)が発生。一時的に日本付近の海上で台風22・23・24・25号の4つが存在する状況に!
その後12日15時に、台風22号(インシン)が熱帯低気圧に変わったため、18時時点では3つの台風が海上を移動している状況です。
しかし、台風25号(ウサギ)の進路次第では、沖縄に被害をもたらす可能性が高いようです。
もしも、沖縄に台風として接近すれば、1976年以来48年ぶりの台風になります。
沖縄に接近した台風は8個!過去10年で3番目の多さ
気象庁の沖縄・奄美への接近数(2023年までの確定値と2024年の速報値)によると、今年11月5日までに沖縄に接近した台風は8個。過去10年を遡ると、2018年が13個と最多で次いで2014年の10個となり、2024年の8個は過去3番目に多い数です。
台風25号が沖縄に接近すると11月の接近数は1976年以来48年ぶり
さらに、11月1日に沖縄に接近した台風21号が今年初めてで、台風25号が沖縄に接近すると2個目となります。11月に2個の台風が沖縄に接近するのは1976年以来48年ぶりです。
9日の豪雨で沖縄北部は大打撃!台風25号が影響すると命に関わる
8日~9日にかけて線状降水帯などの影響で、沖縄県北部地域では大きな被害が発生しています。
各メディアが報じている被害状況をまとめると、11日16時現在で次のような被害が発生していることが分かりました。
▼大宜味村
- ほぼ全域1,700世帯で断水
- 床上浸水 4件
- 通行止め 2カ所
▼東村
- 床上浸水 17件
- 床下 8件
- 通行止め 8カ所
▼国頭村
- 床上浸水 24件
- 床下浸水 34件
- 停電 15件
- 避難者 20人
このほかにも、名護市や恩納村でも浸水被害や道路の通行止めが発生しています。
特に大宜味村では、浄水場に泥水が侵入し全体を消毒しないと使えないため、断水が長期に渡る予想です。
このような状況に、さらに台風25号が接近し被害を拡大させると、直接的な死者や負傷者、災害関連死も起こり得ます。どうか、そのような被害が行らないことを祈るばかりです。