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ドジャースが三角トレードで得たのは、100マイル超のリリーフ投手とここまで全休の野手に17歳の投手

宇根夏樹ベースボール・ライター
マイケル・コペック Jun 30, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月29日、ロサンゼルス・ドジャースは、三角トレードにより、シカゴ・ホワイトソックスからマイケル・コペックを獲得し、セントルイス・カーディナルスからトミー・エドマンとマイナーリーガーのオリバー・ゴンザレスを手に入れた。

 一方、ドジャースは、ミゲル・バーガスと2人のマイナーリーガー、ジェラル・ペレスアレクザンダー・アルバートゥースをホワイトソックスへ放出。それに加え、ホワイトソックスとカーディナルスに、それぞれ、PTBNL(後日決定選手)か金銭を譲る。

 ホワイトソックスからカーディナルスには、エリック・フェディートミー・ファムの2人と金銭が移った。

筆者作成
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 コペックは、28歳の右投手だ。過去2シーズン続けて先発25登板以上ながら、今シーズンはブルペンに回り、43登板の43.2イニングで奪三振率12.16と与四球率4.95、防御率4.74を記録している。スタットキャストによると、615球の4シームのうち、106球が100マイル以上。最速は102.0マイルだ。そこに、カッターとスライダーを交える。

 エドマンは、29歳のスイッチ・ヒッターだ。一塁以外の内野3ポジションと外野3ポジションを守る。過去3シーズンとも規定打席に達し、ホームランは10本以上15本未満、盗塁は30前後。出塁率は.308→.324→.307と推移している。昨年10月に右手首の手術を受け、今シーズンの出場は皆無だが、AAでリハビリ出場を始めていて、来月初旬には復帰できそうだ。

 コペックとエドマンは、来オフにFAとなる。

 ゴンザレスは、17歳の右投手だ。パナマ出身。今年2月にプロ入りした。

 ドジャースに加わったエドマンとドジャースを去ったバーガスは、どちらも内外野を守るが、エドマンと違い、バーガスのレパートリーに遊撃とセンターは含まれていない。マイナーリーグでもメジャーリーグでも、守ったことがあるのは、遊撃以外の内野とレフトの計4ポジションだ。

 また、バーガスは、メジャーリーグ3年目の今シーズンも、まだブレイクはしていない。ただ、ここ3シーズンとも、AAAでは出塁率.400以上を記録している。現在の年齢は24歳。FAになるのは、2029年のオフだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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