ドジャースが三角トレードで得たのは、100マイル超のリリーフ投手とここまで全休の野手に17歳の投手
7月29日、ロサンゼルス・ドジャースは、三角トレードにより、シカゴ・ホワイトソックスからマイケル・コペックを獲得し、セントルイス・カーディナルスからトミー・エドマンとマイナーリーガーのオリバー・ゴンザレスを手に入れた。
一方、ドジャースは、ミゲル・バーガスと2人のマイナーリーガー、ジェラル・ペレスとアレクザンダー・アルバートゥースをホワイトソックスへ放出。それに加え、ホワイトソックスとカーディナルスに、それぞれ、PTBNL(後日決定選手)か金銭を譲る。
ホワイトソックスからカーディナルスには、エリック・フェディーとトミー・ファムの2人と金銭が移った。
コペックは、28歳の右投手だ。過去2シーズン続けて先発25登板以上ながら、今シーズンはブルペンに回り、43登板の43.2イニングで奪三振率12.16と与四球率4.95、防御率4.74を記録している。スタットキャストによると、615球の4シームのうち、106球が100マイル以上。最速は102.0マイルだ。そこに、カッターとスライダーを交える。
エドマンは、29歳のスイッチ・ヒッターだ。一塁以外の内野3ポジションと外野3ポジションを守る。過去3シーズンとも規定打席に達し、ホームランは10本以上15本未満、盗塁は30前後。出塁率は.308→.324→.307と推移している。昨年10月に右手首の手術を受け、今シーズンの出場は皆無だが、AAでリハビリ出場を始めていて、来月初旬には復帰できそうだ。
コペックとエドマンは、来オフにFAとなる。
ゴンザレスは、17歳の右投手だ。パナマ出身。今年2月にプロ入りした。
ドジャースに加わったエドマンとドジャースを去ったバーガスは、どちらも内外野を守るが、エドマンと違い、バーガスのレパートリーに遊撃とセンターは含まれていない。マイナーリーグでもメジャーリーグでも、守ったことがあるのは、遊撃以外の内野とレフトの計4ポジションだ。
また、バーガスは、メジャーリーグ3年目の今シーズンも、まだブレイクはしていない。ただ、ここ3シーズンとも、AAAでは出塁率.400以上を記録している。現在の年齢は24歳。FAになるのは、2029年のオフだ。