「魚の切り身を洗う」←「それやめて!!」料理人からのお願い【そのワケとは?】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
皆さんはスーパーで「魚の切り身」を買いますか?
今の時期だと…「ブリ」「カツオ」「タイ」「タラ」などのお魚が旬を迎えています。
少し話が脱線しますが、「カツオのたたき」めっちゃ美味しいですよね!しかも、他のお刺身に比べて「安く」お財布にも嬉しいですね。あと、最近「タコの頭」にハマってます!(笑)くだらないお話はこれぐらいにして、今日の本題に入りましょう。
皆さん「切り身」ってとても便利な物だと考えたことありますか?なぜなら、そのまま調理できるから!焼いたり、煮たりして簡単に作れます。
一方で…デメリットは無いのだろうか?もちろん、あります。
切り身というのは…空気に触れている面積が多い、つまり鮮度が落ちやすいのです。これが原因で生臭かったり、水分が出たりします。
生臭さ、余分な水分、これらが起こった場合皆さんはどのように対処してますか?多くの方は「水で洗る」のでは?しかし、これはNG行為です。水で洗っていけない理由は何か?気になる方や今まで水で切り身を洗っていた方は最後まで読んで下さいね!
◆切り身を洗わない理由
洗わない理由は大きく分けて、2つあります。
1つ目は…うま味が逃げる
魚に含まれる「イノシン酸」などのうま味成分は水にとても溶けやすいです。そのため、水で洗ってしまうと味が一気に落ちてしまいます。
2つ目は…身が崩れる
もう1つの理由は「身の崩れや変形です」
特に白身のお魚は、身がとても繊細で柔らかいです。これを水で洗ってしまうと…火を入れたときに身が崩れ、ボロボロになってしまいます。
◆どうしても気になる場合は?
ここまで読んでいただくと「洗ってはいけない理由」を理解して頂けたかと思います。しかし、どうしても臭みや水分が気になる!そんな場合はどうしたら良いのか?
そんな場合は「キッチンペーパー」と「塩」を使ってください!
【やり方】
①切り身にまんべんなく、「塩」を振りかける。
②ラップを被せ、冷蔵庫で15分間放置する。
③水分が出てくると思うので、キッチンペーパーで拭き取る。
この3ステップを実践してください!
※塩を振っているので、味付けする際はやや薄めに作るように意識してください!
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