ユナイテッド航空がインディアンス・ファンの乗客に試合速報をツイート
何ともアメリカならではの、野球ファン必読の微笑ましいエピソードを紹介したい。
スポーツ専門サイトの『The Score』が現地7日に報じたところでは、米国大手の航空会社ユナイテッド航空が機上のインディアンス・ファンの乗客の要求に応じ、ヤンキースとの地区シリーズ第2戦の試合速報をツイートし続けたというのだ。
きっかけはユナイテッド航空を利用していた乗客の1人が、ツイッターを通じてユナイテッド航空公式アカウント宛てにメッセージを投稿したことだった。その乗客はインディアンス・ファンで、機内Wi-Fiサービスを使って地区シリーズ第2戦の試合速報を入手しようと試みたが、接続状況が良くないらしくツイッターしか利用できなかった。そこでユナイテッド航空に「試合速報をツイートして!」と助けを求めたのだ。
このツイートに対しユナイテッド航空も素速く反応し、即座に試合経過をリツイート。その後も乗客はユナイテッド航空にツイートを続け、試合経過を確認し続けた。
そしてこの乗客が最後にユナイテッド航空宛てに投稿したツイートは、「何とかバー(たぶん飛行機を降り空港内のバーだと思われる)に着いた。これから延長戦を観られる。協力してくれてありがとう」というものだった。これに対しユナイテッド航空も「了解です。凄い試合になりましたね。ガンバレ!」のリツイートで締めくくっている。
ちなみにこの試合はご承知の通り、インディアンスが5点差をものともせず、終盤に追いつき延長戦の末逆転勝利でシリーズ2連勝を飾っている。ユナイテッド航空の粋なサービスのお陰で、乗客は機内にいながら試合の臨場感を味わえたのみならず、最後の逆転勝利の瞬間を直に観戦することもできたというわけだ。
こんなサービスなら日本でも大歓迎だろう。