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半年のケガレをはらう 夏越の祓@代々木八幡宮【東京都渋谷区】

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

毎年6月末に行われる「夏越の祓(ナゴシノハラエ)」は、半年の間にたまった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。

代々木八幡宮では、毎年6月と12月の中旬に、社殿前にまるい茅の輪(ちのわ)が設置されます。

大赦式の儀式に欠かせない形代(かたしろ)に家族の氏名などを書き、息を吹きかけ身体を撫でることにより、 知らず知らずのうちに身に背負ってしまった罪が形代に移るそう。
大赦式の儀式に欠かせない形代(かたしろ)に家族の氏名などを書き、息を吹きかけ身体を撫でることにより、 知らず知らずのうちに身に背負ってしまった罪が形代に移るそう。

今年もコロナ禍の影響で6月末に行われる夏越の祓(大赦式)の一般参列はありませんでしたが、代々木八幡宮には多くの参拝者が訪れて恒例の茅の輪くぐりをしていました。

こちらが本殿前に設置された茅の輪。最初は左へ回り、次は右へ回り、三度目に左へ回ってから本殿を参拝します。これで半年のケガレが落ちるのだとしたら、ありがたい限りです。

知の輪をくぐることで、半年の節目をしみじみ感じ、次の半年に向けて前進しようと自然に思えます。
知の輪をくぐることで、半年の節目をしみじみ感じ、次の半年に向けて前進しようと自然に思えます。

本殿の奥の庭には、ノウゼンカズラが満開でした。カラフルなラッパ型の花を見ると、ああ、もう夏本番なんだなあとしみじみ感じます。和名の「凌霄花」の「霄」とは大空を意味しており、夏空に映える花姿が語源になっているようです。

参拝した帰り、鳥居のすき間から眩しい夕陽がピカーッと。

いつ訪れても風情がある代々木八幡宮ですが、夏の気配漂う社も格別です。季節柄、蚊が出るので、気になる方は虫よけスプレーをしてご参拝を。

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代々木八幡宮
東京都渋谷区代々木5-1-1
TEL/FAX 03-3466-2012
社務所電話受付時間:午前9時~午後5時

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writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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