「肝臓に脂肪が溜まる」とどうなる?-肝臓の特徴から分かりやすく解説!-
"肝臓に脂肪が溜まる"
という言葉を聞いたことある方は多いと思いますが、実際にどんな状態なのか?体にどんな影響をもたらすのか?解説していきます。
今回の目次
- 肝臓に脂肪が溜まるってどんな状態?
- 肝臓に脂肪が溜まるとどうなるの?
- なんで肝臓に脂肪が溜まるの?
- 肝臓を労わる生活習慣!
- 最後に
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【1】肝臓に脂肪が溜まるってどんな状態?
肝臓は、右上腹部にある大きな臓器です。
「体内の大化学工場」と呼ばれるほど色々な働きをしていますが、代表的なものは栄養素の代謝・解毒・胆汁の生成です。
そして、生活習慣の乱れなどから肝臓に脂肪がたくさん蓄積してしまうことがあります。
だいたい肝臓の細胞(肝細胞)の1/3以上蓄積すると「脂肪肝」と呼ばれます。
【2】肝臓に脂肪が溜まるとどうなるの?
肝臓に脂肪がたくさん蓄積した状態でも、多くは特別な症状はありません。
ただし、なかにはだるさや疲れやすいといったはっきりとはしない不調が現れる方はいます。
また、脂肪がたくさん蓄積した状態を放置すると、炎症が起こってしまうことがあります。
さらに炎症が続くと、肝臓が繊維化して硬くなってしまうこともあります。
この状態がいわゆる「肝硬変」です。
【3】なんで肝臓に脂肪が溜まるの?
肝臓に脂肪が溜まる理由は様々ですが、大きく「アルコール性」と「非アルコール性」に分けることができます。
アルコール性とは常習的な飲酒によるもので、非アルコール性は下のようなものがあげられます。
- 肥満…特に「内臓脂肪型」
- 過食…特に糖質や脂質の摂り過ぎ
- 運動不足など
なかには薬剤やホルモン分泌の異常の影響の場合もあります。
【4】肝臓を労わる生活習慣!
肝臓を労わる生活習慣は下のようにいくつかあげられます。
いきなり全てを行うのは難しく、ストレスになってしまうので、1つ、2つと、少しずつ実行していくことがおすすめです。
- 禁酒
- 節酒
- 肥満の解消
- 適度な運動…目標は1日30分以上
- 甘いジュースを飲み過ぎない
- 適度にコーヒーを飲む…飲み過ぎは良くない
- 質の良い油を取る…不飽和脂肪酸(EPA・DHAなど)
- 適切な睡眠やストレス解消など
【5】最後に
肝臓の機能が低下していても自覚症状が現れにくく「沈黙の臓器」とも呼ばれています。
そのため、自覚的な不調が現れる前から、肝臓を労わる生活習慣を意識していくことが大切です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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