ひとり旅にもおすすめ! ソロ温泉で訪れたい「温泉情緒のある温泉街」5選
温泉旅の愉しみのひとつに「情緒あふれる温泉街の散策」がある。
雰囲気のある温泉街に滞在するだけでも「バケーション感」がアップし、入浴の合間に温泉街を散策すれば気分転換にもなる。温泉街でグルメを愉しむのもいいだろう。
また、情緒ある温泉街は、もともと歴史があって旅館などの宿泊施設が充実している。自分のニーズや予算に合った宿選びをしやすいのもメリットである。
ひとり旅なら賑やかな有名温泉地よりも、少し落ち着いている温泉地のほうが居心地が良い。ソロ温泉でもおすすめできる「情緒ある温泉街」を紹介する。
①鳴子温泉郷(宮城県)
鳴子温泉郷は、鳴子を中心に東鳴子、川渡、中山平、鬼首の5つの温泉地で構成される。最もにぎやかなのは鳴子温泉で、湯の街情緒もある一方、東鳴子や川渡は湯治場の素朴な風情が魅力。鳴子温泉郷には湯治宿が数多く健在なので、ひとりでリーズナブルに滞在するには絶好の地である。
②肘折温泉(山形県)
山あいに湧く静かな温泉地だが、伝統的な湯治場の景観が今も残る。長期の湯治客が多いのも特徴で、日用品や食料品をそろえた商店もある。早朝、温泉街に朝市が立つのも見どころのひとつ。ひとりでも気軽に宿泊しやすい湯治宿が多数ある
③渋・湯田中温泉(長野県)
このエリアは10以上の温泉地がひしめく一大温泉郷。なかでも渋温泉街の石畳は情緒あふれる。9つの共同浴場をめぐる「外湯めぐり」が名物で、浴衣姿の入浴客がそぞろ歩きを楽しむ光景も絵になる。渋・湯田中を中心にこのエリアに90軒ほどの宿があるので、滞在先の選択肢は多い。
④野沢温泉(長野県)
スキーリゾートのイメージが強いかもしれないが、温泉の豊富さは全国でも指折り。温泉街にある「麻釜」では村人が野菜や卵を茹でる光景を見られる。13カ所ある共同浴場も寸志で開放されているのはありがたい。温泉旅館のほかにも、民宿やペンションが数多いのも特徴。温泉を引かない宿でも、共同浴場を利用すればよいので、リーズナブルな宿を選んで連泊するのも一手。
⑤湯平温泉(大分県)
映画『男はつらいよ』の舞台にもなった温泉地は、石畳の坂道が絵になる。坂道に沿って和風旅館が並ぶ独特の景観は唯一無二。共同浴場をはじめ、基本的に源泉かけ流しなのがうれしい。ただし、飲食店や商店等はかぎられるので、食事付で宿泊するのが無難だ。