「熱々のみそ汁を飲む」←「ちょっと待って!!」料理人からのお願い【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さんは食事に「汁物」は必須ですか?
「食事には汁物が必須だ」と「なくてもいいよ」という2つの意見に分かれるかと思います。ちなみに、私はなくてもいい派です。
そして、日本を代表する汁物といえば…「みそ汁」
この時期、夜はまだ肌寒く、熱々の湯気が立ったみそ汁が欲しくなりますよね。熱々のみそ汁は体の芯までポカポカにしてくれます。しかし、「熱々のみそ汁」というのは健康面で見たら、ちょっと損しています。それは、一体なぜなのか?みそ汁が好きな方やいつも熱々のみそ汁を飲んでいる方は最後まで読んでくださいね!
今回の目次
- 乳酸菌と酵母が全滅
- 熱々は健康効果が全くない?
- 50度みそ汁の作り方
- まとめ
乳酸菌と酵母が全滅
一体なぜ、熱々のみそ汁は健康面で損をしているのでしょうか?カギを握るのは「乳酸菌」と「酵母」です。
実は、乳酸菌と酵母は高温にとても弱いのです!具体的にいうと…
乳酸菌は50度以上、酵母は70度ほどで死滅してしまいます
そして、熱々の湯気が立つみそ汁は、だいたい75度ほどです。つまり、我々が普段飲んでいるみそ汁は乳酸菌と酵母が全滅している状態なのです。
乳酸菌と酵母を最大限に摂取したい場合は、50度のみそ汁を飲むと効果的です。
熱々は健康効果が全くない?
先ほど、熱々のみそ汁は乳酸菌と酵母が全滅していると説明しました。これを聞くと…『健康効果を全く期待できないの?」と疑問に思う方も居るでしょう。結論からいうと、そんな事はありません!
乳酸菌や酵母が生きていなくても、発酵による健康効果や、大豆が持つ栄養成分が失われることはありません。
ただ、乳酸菌や酵母による効果を得たい方、例えば…腸内環境の改善をしたい方は先ほど言った50度程度のみそ汁を試してみると良いでしょう。
50度みそ汁の作り方
それでは最後に、「50度のみそ汁」の作り方を伝授しましょう!
50度のみそ汁を作る上で、最大のコツは10分遅らせることです。
具体的に言いますと、皆さんが普段、味噌を入れるタイミングを10分遅らせるだけです。そうすることで乳酸菌や酵母を生かした、みそ汁が出来上がります。
もし、あなたが「みそ汁飲んでるのに、なんか腸内環境良くならないな…』と感じているのなら、温度が原因である可能性が非常に高いです。
まとめ
- 乳酸菌は50度以上、酵母は70度ほどで死滅する
- 熱々のみそ汁はだいたい、75度
- 乳酸菌や酵母は「腸内環境の改善」に効果的
- 50度みそ汁を作る上のコツは10分遅らせる
- 普段、味噌を入れるタイミングを10分遅らせる
【料理についてもっと勉強したい人へ…】
「もやしの寿命を2倍にする裏ワザ」を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さい!