文房具のプロが教える簡単な「万年筆」との付き合い方
文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
お誘いいただいて、愛知県岡崎市にある老舗文房具屋:ペンズアレイタケウチさんの万年筆組立講座を受講して来ました。
万年筆の構造がよくわかるし、より愛着がわくということで良い経験になりました。またの機会に皆さんもどうぞ。
そこで学んだことを中心にして、今日は簡単な万年筆との付き合い方をレクチャーしようと思います。最後までお付き合いください。
万年筆との付き合い方
万年筆を手にした方はたくさんいるはず。でも放置してしまい書けなくなって嫌になった人が多いと思います。
お手入れがいる万年筆はボールペンや鉛筆と違い、インクフローに気を使わなくてはならないのでデリケートですよね。
どうしたら、この問題が解決できるのかを一緒に考えていきましょう。自分の経験を交えて提案していきますね。
万年筆を使い続ける対策
僕がお勧めする対応は、この3つです。
- 毎日使う色をチョイスする
- 乾きにくい構造の万年筆を選ぶ
- 定期的にインクを入れる
1番の毎日使う色を入れるというのは、僕の場合「赤」を頻繁に使うのでそれを万年筆にいれて使うようにしています。
それでも、毎日使い続けるのは難しいですよね。最近、筆記具の出番が減ってきてしまっているので、工夫しなくてはなりません。
キャップレスが良いです
最近ではスリップシール機構といって、ペン先の乾きをキャップ部分で減少させるような機能を持った万年筆も出ています。
とても優秀で上手く使えば、それほどお手入れを気にぜずに使い続けられるということです。本当に頼もしい存在ですね。
もうひとつキャップレスをお勧めします。基本構造に機密性を持っているこの万年筆は乾きにくくて使いやすいですよ。
万年筆は、筆圧が必要なくてストレスフリーで書き続けられる世界最高峰の筆記具です。これを使わない選択はありません。
手書きが残っている間は、この便利なツールを使い続けて欲しいと思います。筆記文化がいつか無くなる日まで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。では!
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