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【宗像市】開館八周年を記念して「八方にらみねこ」原画を展示♬古民家スタジオではアニメやコンサートも!

kekko地域情報発信ライター(宗像市・福津市・古賀市)

「宗像ホタルの里公園」と向かい合うように『ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館』はあり、開館八周年をむかえました。
ここは絵本画家、故・清水耕蔵さんの絵本やその原画など、多くの作品にであえる癒やしの蔵です。
開館8年目を記念して代表作「八方にらみねこ」全原画の展示を始め、楽しいイベントとともに20日・21日の二日間、八周年記念祭が開催されました。

◇「ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館」八周年記念祭

20日、アニメの上映会では、昔のものとは思えない色鮮やかな映像に感動しました。
いや、昔のものだからこその、鮮やかさだったのかもしれません。
21日はミニコンサートなどのお楽しみイベントが開催されました。

◇「ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館」

赤間駅方面から県道291号線に沿って「宗像ホタルの里公園」まで車で10分ほど走ると『ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館』が見えます。

「八方にらみねこ」ののぼり旗が、色あざやかに風になびいていました。

看板もでていて、すぐにここだとわかります。

◇作品の数々

民家をリフォームしたギャラリーの入り口は、一般家庭にあがるように靴をぬいで入館します。
すでに入場者でギャラリーはにぎわっていました。

絵本や絵本の原画、絵画に陶芸作品と館内いっぱいに展示されていて、心がうきたちます。

見覚えのある絵本の数々に、絵本画の作者をしらずに手にしていたことを知りました。
あの本もこの本も、子どもに読み聞かせをした記憶がもどってきます。

この度は「清水耕蔵さん」の長男で、館長をつとめる比呂之さんに館内を案内してもらい、作品についてお話を聞かせていただきました。
数々の賞を受賞されたお父さんのすばらしい作品への思いが、とてもよく伝わってきます。

八周年を記念して「八方にらみねこ」の全原画が展示されているそうです。

絵本原画は、絵本とはちがった色彩や躍動感があり、観る者の目をうばいます。

ギャラリー内はブースごとに色々なテーマにわけて作品が展示されていて、どこも来場者でいっぱいです。

「八方にらみねこ」同様『ヤマタノオロチ』も八にちなんでの展示です。

「八の神話」と題された大作は、大胆な構図でありながら繊細な画風に、きっとだれもが魅了されるでしょう。

絵画だけでなく、手びねりで作られた面などの陶芸作品もたくさん展示されています。
どれも感動的な作品ばかりで、のめりこむように鑑賞させてもらいました。

◇絵本原画とそのほかの販売品

ふだんは行わない原画の販売がされていて、すでに多くが「売約済み」になっていました。

ギャラリーのとなりは母屋となる古民家で、オリジナルTシャツや手作りの小物が展示販売されています。

こちらはギャラリーの一角で販売されていたオリジナルトートバッグです。

絵はがきの販売
絵はがきの販売

絵はがきを3枚購入して記念に持ち帰ることにしました。

残り少なくなっていた手作りの梅干しや調味料も完売するまえに購入。

粗品でいただいたパンですが、ほかにも数種類のパンが販売されていたので、こちらもゲットしました。

◇会場の様子

来場する老若男女は、途切れることがありません。

鑑賞するひとたちは熱心に作品とむきあい、手に取る人の姿もありました。

子どもに絵本の説明をするお母さんや、なつかしそうに会話する年配の女性たちもいて、作者「清水耕蔵さん」の人気のたかさがわかります。

◇イベント/アニメ上映

古民家らしい高い天井や太い梁(はり)がみられるイベント会場です。
ここでは午前午後の2回、アニメの上映があり多くの人が楽しみました。

音響効果がよいことから、コンサート会場としても最適で、21日はミニコンサートがひらかれています。

◇カフェタイム

玄関の正面がカフェになっていて、すべて手作りのスイーツが、良心的な値段で提供されています。

絵本原画をちかくで観ながら、おいしいスイーツをいただきました。

客席はつねにほぼ満席で、だれもが充足感をあじわっているようです。

スタッフの皆さんのやさしい対応に、来る人がみなゆったりとカフェタイムを楽しんでいます。

展示販売会場になっている部屋の廊下にカウンター席が設けられていて、ここでも庭の景色を楽しみながらお茶がいただけます。

◇「ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館」八周年記念祭に参加して

今回「ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館」八周年記念祭に参加できて、ほんとうによかったと感謝しています。
これまで近くにあった絵本をよく認識することなく、子どものための本と簡単に考えていました。
しかし、ここに来てすばらしい美術品である絵本にふれあえて、感動をおぼえています。
会場でめぐり合った人たちの温かさも、この場所に来たからこそ体験できました。
また機会をつくって、たずねることにします。

絵本館の敷地内で栽培されているフジバカマに「アサギマダラ」が一頭、飛来しました。
雨上がりの午後という条件のなか、きせき的な出会いに感動しています。

20日(金)の午後から「ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館」八周年記念祭に参加しました。
絵本はもとより、原画の美しさ・絵画や陶芸作品のすばらしさに、いまだ感動がさめません。
自然にかこまれた山里でたくさんのすてきな経験ができた一日です。

28日(土)はラストイベントが開催されます。
「ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館」八周年記念祭の締めくくりを楽しみにいってみてはいかがでしょうか。

◆ゑほんの蔵 清水耕蔵・絵本館について
所在地/〒811ー3411 宗像市山田250
    (宗像ホタルの里公園近く)
電 話/080ー8380ー5717
開館日・時間
    金曜日/13:00~16:30
    土曜日/10:00~16:30
    (第1金曜日・土曜日休館)
入館料/400円(コーヒーor紅茶付き)
*10月28日(土)にラストイベント開催
ホームページ
※開館日・時間・イベントなどについては変更の場合がありますので、ご確認ください。





地域情報発信ライター(宗像市・福津市・古賀市)

宗像市、福津市、古賀市のあらゆる情報や魅力を余すところなく紹介、発信するライターとして活動して参ります。

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