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臓器移植法があるオランダでは成人は原則「ドナー(提供者)」として登録される

樫山ひか漫画家/イラストレーター

「自由と寛容の国」といわれるオランダは柔軟性がある考えなので、安楽死やドラッグなども認められています。
2020年に施行された「死亡後、18歳以上の成人は<登録しない>意思を示さないと臓器移植提供者として登録」される臓器移植法もあります。
政府からの臓器移植関連の手紙が来るので、それに意思表示を返送しないと「自動的に提供者として登録」されるこの法律。本来は手紙を返送しないと「登録されない」形が多いと思うので、非常に珍しい形の登録だと思います。

オランダでは臓器移植のドナーが不足しているためこの新法ができました。そして2020年に施行後、成人済の国民へこの手紙が送られたのです。

登録にも4つ選択肢があります。

提供できる臓器も指定ができます。

この法案施行後、コロナ禍で移植数は下がったものの2022年には前年を13パーセントも上回る860件の移植が行われました。オランダ移植財団 によると、移植を待つ人数も少しづつ減っているようです。
ひかさん夫婦もこの機に、ドナーとして登録することにしたようです。

漫画公開後は、日本でドナー登録している読者の方々からも「日本も自動登録でいい」や「オランダにあって日本にはないところも提供してほしい」など様々なコメントが寄せられました。

漫画家/イラストレーター

オランダ在住のエッセイ漫画家。日本人夫婦目線によるオランダでの日常生活や海外で出会ったネタなどをクスっと笑える漫画で紹介。ライブドア公式ブロガー。ブログ、Twitter、インスタで毎日漫画を更新中!

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