レンヒーフォがホームランを打つとエンジェルスは負けない!? 昨夏から7連勝
4月8日、ロサンゼルス・エンジェルスは、9対5でトロント・ブルージェイズを下した。この試合で、エンジェルスの選手が打ったホームランは3本だ。5回裏にルイス・レンヒーフォとマイク・トラウト、8回裏にハンター・レンフローが記録した。トラウトはシーズン3本目、あとの2人は1本目だ。
昨シーズンの8月28日以降、レンヒーフォがホームランを打った7試合とも、エンジェルスは勝利を収めている。まだ、びっくりするほどのストリークではないものの、エンジェルスでは継続中の最長だ。テイラー・ウォードの5連勝(昨年9月23日~)が2番目に長い。
レンヒーフォは、メジャーリーグ5年目の26歳だ。昨シーズンの17本塁打は、8月と9月に6本ずつ。8月以降に限れば、エンジェルスでは2番目に多かった。16本のトラウトに次ぎ、大谷翔平と並ぶ。
1シーズンのホームランは、マイナーリーグを含めても、昨シーズンが最も多い。だが、今年のスプリング・トレーニングでも、WBC出場を挟み、13試合で4本塁打を記録している。
開幕からここまでの出場は、二塁、二塁、二塁、遊撃、三塁、遊撃、代打、二塁だ。一塁手のジャレッド・ウォルシュが出遅れているため、二塁手としての出場が多い。二塁を守る予定だったブランドン・ドゥルーリーが、ジェイク・ラムと一塁のポジションを分け合っている。
ウォルシュが戻ってくれば、一塁がウォルシュ、二塁がドゥルーリー、三塁はアンソニー・レンドーンという、開幕前の構想が実現し、レンヒーフォは、ジオ・アーシェラとデビッド・フレッチャーの2人と遊撃のポジションを争うことになりかねない。
その場合も、レンヒーフォが出場機会を確保するには、パワーを発揮することが必要ではないだろうか。守備に関して、フィル・ネビン監督の評価は高くない気がする。遊撃手として出場した2試合とも、途中で二塁に回され(ドゥルーリーは二塁→一塁)、そこからは、フレッチャーが遊撃を守っている。