【生ける伝説】#34 日産スカイラインGT-R (R32) Vスペック 加速に驚嘆 人生賭けた覚悟
スカイラインに囲まれ育つ GT-Rは憧れ
日産スカイラインGT-R Vスペック(BNR32)にお乗りの都内在住、役員運転手の大澤さん。
1993年式のこのクルマを2オーナー目として2000年に購入して以来、所有歴は24年目となります。
愛車遍歴は1973年式の日産パルサーに始まり、R32のタイプM、さらにR33オーテックバージョンと続き、このR32 GT-Rにたどり着いたのだとか。
お父様が日産の工場に勤めていたほか、親戚もハコスカ2000GTに乗っているなど、スカイラインが身近な存在で育ったといいます。
その影響もありGT-Rへの憧れを持ち続けていた折、縁あって当時走行1万km台のこの個体に巡りあったとのこと。
レースで勝つためのクルマ 安心感が魅力
レースで勝つために作られたクルマであり、過剰とも言える性能ゆえ雨の高速道路などでも絶大な安心感があると語ります。
グループAのレギュレーションに合わせ、大型インタークーラーなど市販車にはオーバースペックなパーツが元々付いているのだとか。
2.6Lの直列6気筒ツインターボを搭載し、最高出力は当時の自主規制値である280PSを発生します。
また当時最新のトルクスプリット型AWDシステムにより、リアで使いきれないトルクをフロントに配分してくれるのも安心感を支えます。
JDMの代表的存在 今後も大切に維持
今回のロケ地となったワインディングロードは、大澤さんが学生時代からよく走ってきたといういわばホームコース。
少しアクセルを踏み込んでいただくと強烈な加速を感じることができましたが、普段はクルマに負担をかけないようゆったりと流していると語ります。
オーストラリアでGT-Rに乗っている友人もお持ちで、海外でのJDM人気を肌で感じているのだとか。
JDMの最高峰の一つとして世界中から羨望の眼差しを向けられるこのクルマ、一生乗り続けるべくクルマも体も大切に維持していくと語ってくれました。