一日で 錆(さび)を作る方法!(速攻でサビを発生させたい方へ)
サビ取り、サビ落としの方法は世の中に数多くあれど、「サビを作る」「サビを発生させる方法」と調べてみてもほとんど情報が出てこない今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。
題名の通りです
サビを発生させたいのですよ
長期間雨ざらしにすれば錆が発生する… これは一般常識と言ってもいいですよね
潮風にあたると錆びやすい
塩水がかかると錆びやすい
…これもよく聞く話です
でも、いざ鉄をサビさびさせようとすると、上記の方法だとすんごい時間がかかってしまうんですよ
というわけで、明日にでも錆びが必要となる場合のために(そんな需要があるかどうかは別として)、サビを作る実験をやってみました
用意したのは一般的なスチール缶
サビの生成を促進させる為に、円柱型の缶の方は塗装を剥離して、四角い缶の方は防錆コーティングを除去しています
サビを発生させるために用意したのはこちら【サンポール】
バイク屋、レストア界隈では「サビを溶かす洗剤」としてあまりに有名ですが、その錆を落とした後に放置すると、「すぐ錆が発生してしまう」洗剤としても有名です
サビを落とした後にサビを発生させる原因になるならば、錆びてないスチールを新たにサビさせる(なんか言葉が変だけど)事も可能ではなかろうかと思い、使ってみることにします
前置きが長くなってしまいましたが、早速実験をやってみましょう
やり方は至って簡単
プラスチックのバットに入れたスチール缶に
サンポールを刷毛で塗って
そのまま放置
あとは観察しながら待つだけです( *´`)
1時間たっても特に変化なし
2時間経っても、表面のツヤがなくなったぐらい
・・・
ひょっとしてあんまり効果ないのかなと思いましたが、3時間を過ぎたあたりからいきなり変化が始まりました
全体的に茶色くなったと思いきや
5時間もすればこのサビですよ!!
丸1日でこんなになっちゃいましたヽ(*´▽`*)ノ
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実は一つ失敗してしまったのです
サビを促進させたくて途中でサンポールを塗り足してみたのですが、それが大失敗!!
せっかく発生していた錆が全部溶けちゃって、また、下の銀色のスチール色に戻ってしまいました(^^;)
(部分的に錆ムラがあるのはそのためです)
とても大切なことは、最初の3時間ぐらい何の変化もありませんがサンポールの効果を信じて、とにかくそのまま放っておくこと
また、まだ実験段階なのですが、サビが出てきた時にちょっと水をかけるとサビの発生が促進されるようです
ひょっとすると、サンポールだけの時よりも水分があった方が、サビの発生が促進されるかもしれないので、これはまた後日、第2弾の実験でテストしてみたいと思います
果たしてこんな記事の需要があるかどうかは分かりませんが、サビ落としの実験をやりたい方(私がそうです)や、アンティークな小物を作りたい方にお役に立てれば、とても嬉しいです
いずれまた錆の発生については追加実験をやっていきたいと思いますので、その時もまたよろしくお願いいたします