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出産直後の赤ちゃんをトイレに流して殺そうとした母親逮捕 父親の責任は?#専門家のまとめ

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:アフロ)

1人暮らしの自宅のトイレで男の赤ちゃんを出産した直後、そのまま流したり便器の中に押し込んだりして殺そうとしたとして、茨城県の22歳の母親が殺人未遂の容疑で逮捕されました。自ら119番通報して発覚したもので、赤ちゃんの命に別状はなく、現在は施設で保護されています。

全国でこうした「望まぬ妊娠」を背景とする悲劇的な事件が相次いでいるものの、どのケースでも父親の姿が見えてきません。母親との共謀がなければ罪に問えませんが、父親にも赤ちゃんの命に対する大きな責任があるはずです。参考となる記事をまとめました。

認知するか否かを選べるのは父親だけで、出産した女性は「母親にならない」という選択をすることができない

男性の無責任な射精で女性は中絶するか否かといった大きな決断を迫られたり、出産で命を落としたりしていると指摘する識者も

「妊娠したくないのでコンドームをつけて」と口に出せない女性も多く、伝えにくいことをどうすれば伝えられるのか知ることも重要

避妊に失敗したかも、妊娠したかも…と不安な段階やおなかが大きくなってきた段階でも相談でき、話を聞いてもらえる場所はある

元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

元特捜部主任検事の被疑者ノート

税込1,100円/月初月無料投稿頻度:月3回程度(不定期)

15年間の現職中、特捜部に所属すること9年。重要供述を引き出す「割り屋」として数々の著名事件で関係者の取調べを担当し、捜査を取りまとめる主任検事を務めた。のみならず、逆に自ら取調べを受け、訴追され、服役し、証人として証言するといった特異な経験もした。証拠改ざん事件による電撃逮捕から5年。当時連日記載していた日誌に基づき、捜査や刑事裁判、拘置所や刑務所の裏の裏を独自の視点でリアルに示す。

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