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【京都市中京区】祇園祭で人気の放下鉾焼き印どら今年も! 老舗はんこ屋さんが始めたお洒落などら焼き屋

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 1年前の祇園祭で1日1500個を売り上げた人気の洋風どら焼き屋さん「くろーばー結び四条新町店」が2023年も7月から祇園祭の文様と店舗のある放下鉾の焼き印入りのどら焼きを期間限定で販売しています。2022年に引き続き売り上げは好調のよう。

 どちらかというとパンケーキをしっとりもっちりさせたような、厳選した素材に山芋や長芋のとろろをブレンドした生地の洋風どらやきのラインナップは30数種類に及びます。甘くない優しい味のしあわせチョコクリームバナナやしあわせクリームいちご、あんバターやはちみつバターさつまいもなどレンジで温める新食感のリベイクどらやきなど実に多彩です。

 絹糸モンブランや生クリームシャインマスカット、生クリーム&いちじくといった旬の素材を使った季節限定商品などは見た目もグッド。インスタ映えがすると話題にもなっています。訪れた7月11日にも若い女性客がひっきりなしに訪れていました。どの商品にも祇園祭限定の焼き印が押されます。さすがは「はんこ屋さん」です。

 実はこのどら焼き屋さん、京都で110年にわたって続く老舗、京印章の「京都インバン」が施設内で運営しています。社屋の1Fを大幅リニューアル、奥にどら焼き工場を設置してその場で製造販売できるようにしました。

 高日結美代表取締役によると、「新型コロナウイルスの感染拡大を機に特にスタンプ型印鑑などの売り上げが2割減少。テレワークの拡大、行政手続きでのはんこ使用廃止、民間企業での電子決裁の導入などが脱はんこの流れを急加速させました。しかし、逆境に負けてはだめだ。やれる限りのことをやろうと社運をかけて、2022年に異業種への参入を決意したんです」といいます。

高日結美代表取締役
高日結美代表取締役

 他にも祇園祭に合わせて、きもの絵師やスケッチ画家描きおろしの各山鉾うちわやトートバッグ、山鉾ハンコなどオリジナルな商品がてんこ盛りで店頭販売されています。うちわにはその場で名前も入れてもらえます。

 さあ4年ぶり通常開催の祇園祭もいよいよクライマックスを迎えます。全国のみなさんぜひ京都へ足をお運びください!

「京都インバン」(外部リンク)「くろーばー結び 四条新町店」(外部リンク)京都市中京区新町通四条上ル小結棚町443番地 075-221-5601

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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