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マニーとの対決見たかったけど…。ソフトBルーキー古谷が151キロ連発の衝撃デビュー!

田尻耕太郎スポーツライター
ドラフト特番で特集されたこともあり、注目度は高い。座右の銘は「世の為人の為」

「自信がある」スライダーで連続Kも

福岡ソフトバンクホークスに今季ドラフト2位で入団したルーキー古谷優人が満点の“プロ初登板”を見せた。

4月2日、三軍戦の高知ファイティングドッグス戦(高知)に6回から3番手で登板し、2イニングを投げて1安打無失点と好投した。

衝撃の剛速球をいきなり披露した。

マウンドに上がった直後の先頭だった高知9番の山下の3球目に、151キロの直球を投げ込んだ。その次のボールは「自信がある」と語るスライダー。完璧にタイミングを外して空振り三振を奪う最高のスタートを切った。

2人目は、前の打席で本塁打を放っていた右打者の銀二郎だったが、18歳の古谷が一枚も二枚も上のピッチングを見せた。150キロ、149キロでファウルを奪い追い込むと、3球目ではまたも151キロを計測した。これはボールになったが、続く4球目に選んだ勝負球のスライダーは外角のボールゾーンからストライクへ食い込んだ。相手に反応を許さずに見逃し三振にしとめた。

マニー・ラミレスは体調不良で欠場

この回3人目は150キロで二ゴロに打ち取った。2イニング目は2死からヒットを許したが、外国人打者に対しても直球勝負で内野ゴロに打ち取るなど肝の据わったマウンドさばきを見せた。

この日の高知ファイティングドッグスは、大注目のマニー・ラミレスがまさか開幕2戦目にして体調不良で欠場。44歳のかつてのメジャー大砲と18歳左腕の対決は見応え十分だっただけに残念な結果だったが、今月15日と16日にはタマスタ筑後で同じカードが組まれており、対戦実現に期待したいところだ。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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