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【WBC】宮崎で今年最高の22.7度 今後も暖かい空気に覆われやすい

片山由紀子気象予報士/ウェザーマップ所属
2月18日(土)の最高気温(15時まで)ウェザーマップ作画

 18日(土)は全国的に気温が上がり、春を思わせる陽気となりました。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の合宿地となっている宮崎市では22.7度まで上がり、今年一番の暖かさとなりました。

 合宿の期間中(27日まで)は晴れる日が多いものの、23日(祝)と24日(金)は低気圧の影響で雨が降る見通しです。

 そして、この先は寒暖差も大きくなる予想です。21日(火)と22日(水)は気温が大幅に低下がり、寒くなりそうですが、その後は再び、気温が高くなるでしょう。

宮崎の9日間天気予報(2/19~27):25日までは気象庁の週間天気予報、26日と27日はウェザーマップの予報(ウェザーマップ作画)
宮崎の9日間天気予報(2/19~27):25日までは気象庁の週間天気予報、26日と27日はウェザーマップの予報(ウェザーマップ作画)

3月にかけて、暖かい空気に覆われやすい

 今月10日には東京都心で雪が降るなど、これまでは寒気の影響を受けて、気温の低い日が続きました。今後は様子が変わり、来月にかけては暖かい空気に覆われやすくなるでしょう。

 こちらはこれまでとこの先を比べた天気図です。寒色は冷たい空気(寒気)を、暖色は暖かい空気(暖気)を表しています。

上空1,500メートル付近の気温を平年と比べた図、上図は1/21~2/17、下図は2/18~3/17(ウェザーマップ作画、筆者加工)
上空1,500メートル付近の気温を平年と比べた図、上図は1/21~2/17、下図は2/18~3/17(ウェザーマップ作画、筆者加工)

 これまでの1か月間(1/21~2/17)は寒気の影響を受けやすかったのですが、この先1か月間(2/18~3/17)はガラリと様子が変わり、暖かい空気が優勢になるでしょう。

 ただ、暖かい空気といっても、平年と比べての意味ですから、春本番にはまだ早い。寒暖差をより一層感じるようになりそうです。

【参考資料】

気象庁:1か月予報(2/18~3/17)、2023年2月16日発表

気象庁:2週間気温予想解説資料、2023年2月18日発表

気象予報士/ウェザーマップ所属

民放キー局で、異常気象の解説から天気予報の原稿まで幅広く天気情報を担当する。一日一日、天気の出来事を書き留めた天気ノートは128冊になる。365日の天気の足あとから見えるもの、日常の天気から世界の気象情報まで、天気を知って、活用する楽しみを伝えたい。著作に『わたしたちも受験生だった 気象予報士この仕事で生きていく』(遊タイム出版/共著)など。

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