「武蔵家」総大将・三浦慶太の選ぶオススメ横浜家系ラーメン店3選
横浜家系ラーメンの一大グループともいえる存在である「武蔵家」。
1997年創業の「武蔵家 中野本店」を本店とし、暖簾分け店を90店舗弱も展開する。その総大将である三浦慶太氏は、昨年地元である葛飾区金町に「ラーメン 三浦家」をオープン。連日大行列となっている。
三浦さんのインタビューについては、先日の記事(「横浜家系ラーメンブームに一石を投じたい」―「武蔵家」総大将が考える家系ラーメンの“幅”)をお読みいただきたい。
今回は家系ラーメン一筋である三浦さんがオススメする横浜家系ラーメン店3選をご紹介する。
寿々㐂家(上星川)
1990年創業で、「本牧家」出身の店主が独立オープン。相鉄本線・上星川駅から徒歩10分。
2016年には同じ横浜市内に曙町店をオープンした。非常にバランスの取れた一杯は家系ランキングでは常にトップクラスの人気。
「やさしい味にまとめてあり、毎日でも食べられるホッとするような家系ラーメン。この感覚は初めてでした。
それまでは、“クラシカルな作り方”というが、それは進化していないだけだろうとずっと思っていました。
ですが、『寿々㐂家』さんに行って、こういう旨さもあるんだと経験になりました。
場所は良くないけど、真夏でも大行列。すごいお店だと思います」
神田ラーメン わいず(神田)
2000年創業。JR山手線・神田駅西口から徒歩2分。
超濃厚なパンチの効いたスープが大人気。
「『寿々㐂家』さんとは真逆で、ここの魅力はやはり“パンチ”。食べた後の満足感はピカイチです。
スープに肉の粒子がたくさん入っていてモフモフした感じの一杯になっています。チャーシューも美味しいです。
骨をいっぱい使い濃度をしっかり作ってあり、大好きな味にまとまっています」
武蔵家 中野本店(新中野)
1997年創業。東京メトロ丸ノ内線・新中野駅から徒歩1分。
三浦さんの率いる「武蔵家」の本店。
「ここが『日本一旨い』と思っていないといけないなと思って、毎日向き合っています。
『武蔵家』はスープを煮込んである程度の濃厚さとパンチを出すのが特徴。もともとの作り方は骨を何百キロも使ってあまり煮込まない形でしたが、うちは値段が安くてご飯も無料ということもあり、しっかり材料を使い切る必要があり、煮込む形になりました。昔はもう少しサラッとしていたが、だんだん時代に合わせて濃厚になっていきましたね。
『武蔵家』の食べ歩きをしてくださるお客様もいて、本店のみならずいろんな『武蔵家』を楽しんでいただければと思います」
筆者が監修を務めるインターネット番組「DON-BURI楽屋話」にてこの3選を動画でも配信しているので、YouTubeでもチェックしてみてほしい。
※写真は筆者による撮影