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「幸せになりたい」と強く願う人が、いつまで経っても幸せになれない訳。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

「人は幸せになるために生まれて来た」とおっしゃるカウンセラーがいます。
そのカウンセラーは、「毎日、歩きながら、『ありがとう、ありがとう』と唱えなさい。そうすれば、あなたも、感謝の気持ちで心が満たされ、幸せになれます」と教えるのです。

上記の方法で、幸せになれる人は、それでいいです。
私は、何も言うことがございません。


でも、そのような方法では、幸せになれない人がいます。
何故かと言うと、「幸せになりたい」という思いが、強い執着になるからです。

ちなみに、仏教では、「執着は、苦しみを生む原因」として捉えられています。
「幸せになりたい!」という思いが、逆に自分を不幸にするなんて、ホント人生は、皮肉なものだと思います。

私(竹内成彦)は、「幸せとは、野鳥のようなものだ」と考えています。
毎日、家の庭をお掃除、お手入れしていたら、ふっと野鳥が飛んできて、「あっ!」と心が躍る。心がときめく…。幸せとは、そのようなものだと思います。

野鳥を捕まえて飼ってしまえば、もうそれは野鳥ではありません。
幸せも同じく、固く握って放そうとしなければ、もうそれは幸せではありません。

幸せは、野鳥のようなもの。
ふっと訪れ、ふっと去っていく…。

私たちに出来ることは、野鳥が来てくれるよう、毎日、庭のお掃除や庭のお手入れを怠らないことです。

私たちは、幸せな瞬間が訪れるよう、強欲にならず、毎日を淡々と、丁寧に美しく生きて参りましょう。

今日のお話、「幸せは野鳥のようなもの」というお話は、誰かから聞いたのか? 自分で考えたのか? 64歳の今となっては、自分自身よくわかりません。ごめんなさい。ただ私は、この考えを、30年以上 大切に持ち続けています。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。

心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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