横浜市地域情報クリエイターのみうけんです！

横浜の、いや全国の「辛いもの好き」な皆さま。お待たせいたしました！

今回紹介するのは、中区羽衣町の鎌倉街道沿いにある四川料理のお店「一祠八堂」さんです。

この界隈で四川料理といったら、「華隆餐館」が有名ですがこちらも実に美味しくて、いつも通っています。

特に、お手軽なランチセットなども充実してるので一見さんでもとっつきやすいお店かもしれませんね。

このお店のポイントは、意外にも広い店内。

テーブル席がたくさんあるのがメインとなりますが、なんと奥には円卓もあって宴会に良さそうです。

冒頭でも記載しましたが、このお店はお手軽なランチメニューが揃っているのが心強い。

しかもライスだってお代わりできちゃうんです。

その反面、一品料理も充実しています。

一例として四川料理のメニューページを上げますが、まぁ見事に真っ赤なものばかりで・・・このページを眺めているだけで、頭皮がジワジワと汗をかくのがわかります。

本当は四川料理をアレコレ頼みたいのですが、家族はここまで辛いのは苦手なのでなかなか夢は叶いません。

結局はお昼の定食に落ち着いてしまうのですが、いつも食べるのは決まっています。

今回も「いつもの！」でヨロシクお願いします！

「麻婆豆腐定食」（８８０円）

注文時、「辛くしてください」といえば辛くなります。

もちろん、みうけんはカラメコール。

待つ間にお水とオシボリが供されますが、お水は大きなグラスに冷え冷えのお冷、オシボリはやっつけの紙オシボリではなくきちんとタオルオシボリという点が嬉しいですよね。

しばし待って運ばれてきたのは、見ただけで頭皮が汗をかいてくるような麻婆豆腐の定食です。

写真では伝わらない、鼻をくすぐるツ〜ンとした香りにテンションも上がること上がること！！

▼スープ

気分はすっかり麻婆豆腐ですが、はやる気持ちを抑えてとりあえずのスープ。

とろみのある卵スープで、コクもしっかり。

アツアツだし美味しいし、これですっかり胃のエンジンもかかろうというものです。ブーン！

▼サラダ

サラダは、まぁ彩り程度なのかな。でも野菜も食べなくっちゃね。

意外にもタップリで、シャキシャキで食べ応えのあるサラダです。

▼麻婆豆腐

さぁ、ここでいよいよ真打ち登場です。

トロッとオイリーな見た目の麻婆豆腐は、ひき肉がむっちり・豆豉もしっかり。

食べた瞬間にガツーンと来る油のトロみ、お肉の味わい。

続いてお口に突き刺さる本格の「辣」、そして舌をビリビリと麻痺させる「麻」。

辛いだけではなく、旨味がしっかりと生きていて食べ応えもモノすごいんです。

お肉の旨味、食感。豆腐の食感、見た目。そして麻婆の表面を覆う油。

これぞ、シアワセの味。全身が炸裂してしまいそうな、まさにハイになれる本場の辛さです。

量もたっぷり入っていて、そのまま食べるもよし、ご飯に乗せてもよし、ごはんをくぐらせてもよし。

麻婆豆腐一皿で、いろんな楽しみ方ができちゃうからすごいんです。

▼ごはん

麻婆豆腐に合うのは、やっぱり白ごはん。

中華料理のコースだと麻婆豆腐に炒飯が出てきたりしますが、ここはやはり白ごはんでしょう。

そして、個人的には麻婆豆腐と白ごはんを分けて食べたり、一緒に食べたりと変化を持たせながら食べたいので、「麻婆豆腐丼」よりも別盛りになっている「麻婆豆腐定食」が好みですねぇ。

激辛でウマウマな麻婆豆腐を乗せた白いごはん。

もう、食の芸術ですよね。

ふっくら炊かれていて量もたっぷり。麻婆豆腐との相性も最高！

いちおうお代わりはできるんですが、もともとの量が多いので個人的には１杯で充分でした。

▼高菜

箸休めに最適です。

味わい深いで食感もシャッキシャキ。

▼杏仁豆腐

このお店の手作りのようで、もっちもちぷるんぷるん。

しっかりとした甘さがあり、辛いものを食べた後の甘いものは、また格別です。

◆◇◆後記◆◇◆

このお店は、この界隈でも本格的な四川料理を出す名店だと思います。

実際、お客さんはみな中国人ばかり！！

なお、参考までに以前食べた時の写真もあげておきます。

こちらは水煮辣牛肉というメニューで、野菜と牛肉を炒めてアツアツのスープと油をかけたもの。

写真は２０２０年９月のものですが、そのあまりのカラさとウマさに悶絶しながら、一人で大きなお皿をかかえて平らげた記憶は今でも鮮烈に残っています。

このように、一品料理も魅力的なんですが、大人数で食べる前提のものが多くてなかなか一人では手が出ないのが惜しいところ。

横浜で、辛いものが好きであるなら決して避けては通れない四川料理。

この「一祠八堂」さんは、そんな激辛で激ウマな四川料理を、余すところなく楽しめる名店の中の名店なのです。

お試しを！