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【京都市】北区『賀茂別雷神社(上賀茂神社)』と瀬織津姫、願い石、蓬莱船、白馬節会

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『賀茂別雷神社(上賀茂神社)』の境内を流れる『ならの小川』は外に出ると、二手に分かれ、上賀茂一帯を東西に流れる「明神川」 になります。

上賀茂神社の東、明神川沿いに鎮座する『藤木(ふじのき)神社』。御祭神は「瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)」、家運隆昌の神様で、古来より明神川の守護神として信仰されてきました。上賀茂神社の葵祭では、南大路町の氏子により神輿渡御が行われているところでもあります。

境内を流れる「ならの小川」沿いには、 境内社の中で一の鳥居に最も近い場所に鎮座する梶田社があります。祭神は瀬織津姫神であると書かれています。

瀬織津姫(せおりつひめ)は、神道の大祓詞に登場する神である。瀬織津比咩・瀬織津比売・瀬織津媛とも表記される。古事記・日本書紀には記されていない神名である。(wikiより)

水の女神とされる瀬織津姫が祀られている梶田神社では、古くは本社へのお参りの際に、

ここでお祓いを受けてから参拝されたそうです。

しめ縄も独特です。

古くから広く信仰を集め、歴史や百人一首などにも登場する、「古都京都の文化財」の1つである上賀茂神社。

上賀茂神社の境内には、「願い石(陰陽石)」があります。 池の底から出土した陰陽石(おんみょうせき)で、 石の表面の質感が異なり、陰と陽が融合した石と言われています。

この渉渓園は、古く龍の住む池があったと言われ、池の底より出土した「陰陽石」は陰と陽が極まり融合した(実った)姿を現しています。両手で同時に手を触れ、そのお力を頂いてから賀茂山口神社にお参りください。

このスダジイの木は、300年以上昔よりこの大地に根ざし、一つの根より大樹が何本も伸びているところから、一つに結ばれた仲睦まじい家族を表し、家族の絆や家内安全を見守って下さいます。そっと手を合わせてお祈り下さい。

大木にも触れて自然のパワーをいただきます。

中門には正月から節分の日まで宝船(蓬莱(ほうらい)船)が吊るされています。

新年に宝船の下を潜って参拝すると一年間無病息災で過ごせると伝えられています。

そして、年始に白馬を見ると1年の邪気を祓って健康に過ごせるという宮中儀式である「白馬節会」を起源にした白馬奏覧神事が1月7日に行われました。宮中の儀式である白馬節会を神事化したものです。(この日、私はBS生中継で「高津商会」のお手伝いで上賀茂神社に偶然にもおりました♪)

上賀茂神社は見所がたくさん、そしてパワースポットとも言われているので何度も訪れたいところですね♪

賀茂別雷神社(上賀茂神社)
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339
075-781-0011

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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