サーモンPRでノルウェー漁業大臣が来日予定 「日本は重要な市場」
ペール・サンドバルグ漁業大臣(進歩党)がノルウェー産サバとサーモンのPRのために6月末に来日する。
シーフード産業のビジネスパートナーとして、日本はアジアの中でも最も重要な国のひとつとされている。2016年にはサーモン、マス、サバなどの売り上げが44億ノルウェークローネを超える。
「両国とのより強いつながりは、シーフードや技術の輸出において大きな可能性を示す」。市場の開放はノルウェーにとって重要な意味を持つと漁業大臣はプレスリリースで伝える。
日本では築地市場の訪問や水産業関係者との面会が予定されている。
「30年前にノルウェーの代表団が来日し、ノルウェーのシーフードを紹介するまでは、日本人にとってサーモンを生で食べることは考えられないことであった」。日本の寿司文化においてノルウェーサーモンは今や当たり前のものとなったと、プレスリリースには記載されている。
「サーモンやマスだけではなく、サバやタラバガニにおいても日本は重要な市場である。質へのこだわりが強く、シーフードを大量に消費する日本人。日本での感心の高さは、ノルウェーの水産物に太鼓判が押されていることを示す」と漁業大臣は説明する。
右派ポピュリスト政党に位置する「進歩党」の副党首でもあるサンドベルグ大臣。移民や難民の受け入れに対して厳しい発言をしてきた人物としてもノルウェーでは知られている。
Photo&Text:Asaki Abumi