強烈寒波 週末の関東への影響は?
日本列島に押し寄せている強烈な寒波。週末には、一段と強い寒気の波が押し寄せ、太平洋側の関東にも影響が出てきます。
急激な気温の低下
土曜(14日)に日付が変わる頃から、関東にも寒気が流れ込んできます。北関東の山地が、日本海側からの雪雲をブロックするため、関東平野では基本的には土曜・日曜(15日)とも晴れます。
ただ、今回は寒気がかなり強く、関東の平野部でも所々で雪雲が発生してもおかしくないパターンです。平野部では積もるようなことはなく、降っても短時間ですが、土曜の午後は急に雪が舞う可能性があります。秩父・奥多摩・丹沢・箱根など西部山沿いは、少し積もるかもしれません。
それだけ気温は低く、土曜・日曜は晴れ間があるのに、昼でも5℃前後の寒さです。
寒さの底は日曜の朝。今の予報では、東京都心で-2℃、宇都宮で-5℃ですが、もう少し下がる可能性はあります。関東でも、水道管や水やりホースなどが凍ることも考えられるので、特に外の水回りは、水抜きなど対策をしておくのが安心です。
北部山沿いは大雪に
日本海側からの雪雲をせき止める形となる、群馬県・栃木県のそれぞれ北部山沿いは、日曜にかけて雪が降り続き大雪となります。多い所では新たに1メートル以上、雪が積もるおそれがあります。
雪不足だったゲレンデには待望の雪ですが、コース外では雪崩の危険が高まります。
また、気をつけたいのが、車での仮眠です。
一気に雪が積もると排気口がふさがれ、排気ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
過去、早めにスキー場に着いて、車で仮眠していた方が、そのような事故で犠牲になったこともありますので、十分な注意をお願いします。
東海道新幹線に影響か
土曜・日曜は、名古屋周辺など東海地方の西部や近畿地方で、積雪や大雪となるところが出てきます。その影響で東海道新幹線が乱れ、関東から利用する場合も、影響を受ける可能性があります。
車での移動も、関東平野から西や北へ遠出すれば、雪に遭遇することになります。
立ち往生が発生するおそれもあるため不要不急の移動は避けたいところですが、群馬県北部・栃木県北部のそれぞれ山沿い、愛知県、長野県などを通らなければならないようであれば、冬タイヤやチェーンなど雪対策は必要です。