「TIF2018」第一弾発表に! 富山県在住のアイドル・空野青空インタビュー
ここ数年で北陸3県からもっとも勢いよく東京進出を果たしているアイドルが、富山県在住のソロ・アイドルの空野青空だ。
彼女は白い肌に色素の薄い瞳、そして長い黒髪という清楚な容貌だが、一方では熱狂的なガンダム好き。ファンを「戦士」、ライヴを「戦場」、ソロ・アイドルであることを「単独戦闘型アイドル」と呼ぶなど、自身の活動全体をガンダムの世界観に置き換え、出身地まで「サイド3」(月の裏側)だとしている。
さらに東京進出で彼女のキャラクターを際だたせたのは、他のアイドルに出会ったときのテンションの高さだ。見ていて「大丈夫だろうか……」と思うほどのアイドル好きであり、自他ともに認める「DD」(『誰でも大好き』の略である)だ。
そのDDをもじった楽曲「DDD」も収録したアルバム「Beginning」を空野青空は2018年3月にリリース。ヒゲドライバーやゆよゆっぺも擁するTOKYO LOGICが制作を手がけた「Beginning」の中でも、「DDD」はベースミュージックとラップが交錯する刺激的な楽曲だった。
その空野青空がニュー・シングル「WAになって、ベリチョコステップ!」を2018年6月20日にリリースするのを機に、彼女のテンションの高さが生みだす圧に負けないようにしつつインタビューを行った。
なお、取材はリリース・イベントの開催前。会場には空野青空が自分でデザインしたフライヤーなどが用意されていた。作業が大変ではないかと聞くと、空野青空は「楽しいから」と笑った。
まさか第一弾とは思っていなかった
――「TOKYO IDOL FESTIVAL 2018」(2018年8月3~5日開催)では、第一弾発表に選ばれましたね。この一年で、空野青空さんを取りまく環境はかなり変わったのではないでしょうか?
空野青空 第一弾発表のお話をいただいた時は嘘だと思いました、本当に信じられなかったんですよ。でも、やっぱり去年からずっと頑張ってきたから、今年は「全国選抜LIVE」(『TOKYO IDOL FESTIVAL』出場を賭けて全国各地で開催される予選)じゃなくて直々にオファーをいただけたらなって思ってはいたんですけど、まさか第一弾とは思ってなくて。
――しかも東京のアイドルと仲良くなるスピードが驚くほど早いですよね。なんでそんなにすぐ打ちとけられるのでしょうか?
空野青空 すごく好きだから話しかけたいなと思ったり、ちょっとでもつながり……危ないつながりじゃないですよ!(笑) つながってみたいなーと思ったり、好奇心がすごく自分の中にあったりして。特にディアステージさん自体が個人的にめちゃくちゃ好きだから、「東京アイドル大運動会2017」(2017年10月9日/ディアステージ企画)に呼んでいただいた時は、事前配信の時もテンションが高すぎて覚えてないぐらいに猛突進して(笑)。
――アイドルに好きだと言いすぎて修羅場が生まれていましたね(笑)。
次元を超えて11人と重婚するアイドル
――最近は東京での活動も多いですが、地元の富山と東京での活動のバランスはどう考えているのでしょうか?
空野青空 最近どんどん北陸での活動が減ってるんですよ。そのぶん東京での活動が増えていて、北陸の戦士の人からすると「東京ばっかり行ってるな」とか「寂しいな」とか、絶対感じてると思うんですよ。あおにゃん(空野青空の愛称)もオタクだから、その気持ちはわかるんです。名古屋や大阪への出撃もすごく減ってるけど、そのぶん東京である程度力をつけて、大きい戦場にしていきたいなと思っているんです。そのためにも、いろんな地域の戦士の人に、この気持ちを少しでもわかってもらえたらなと思ってます。自分の中では北陸が拠点だというのは忘れてないし、北陸の戦士の人たちにも「忘れてないよ」っていう気持ちをわかってもらえるといいなって思ってます。
――石川県ではHAB(北陸朝日放送)や百万石でんきなどのCMの撮影をよくしていますね。CMでは少しおとなしい空野青空さんになっているような……?
空野青空 そうなんですよー! オタク要素を抑えつつ(笑)。
――XperiaのCMでは別人のようでしたよ。
空野青空 Xperiaはすごく緊張してました。やっぱり真面目なCMじゃないですか? だからおとなしいあおにゃんが……。
――テンション高くアイドルにがっつく時は真面目じゃないと。
空野青空 いたって真面目にがっついてます! 清純な気持ちをぶつけて!
――手に負えませんね! 逃げられることはないですか?
空野青空 受け止めてくれる人ばかりですね!
――……空野青空さんはいろんなアイドルと勝手に結婚の宣言をして「重婚」していることで有名ですよね。今何人と結婚した設定になっていますか?
空野青空 11人ぐらいかな。まず最初に「イナズマイレブン」の豪炎寺修也くんが始まりなんですよ。次が「イナズマイレブンGO」の神童拓人くん。それから「夏目友人帳」の的場静司さんが出てきて。その後ぐらいかな、三次元に。
――二次元と三次元が混在しているんですか……。
空野青空 アイドルになって1、2年した頃に、気付いたらアイドルさんが好きになってて、三次元にも好きな方々が出てきて。もちろん寺嶋由芙さんはすべてが好き。匂いも好き、性格も好き、Twitterをする姿も好き。ディアステージの方全員って言ってもいいぐらい好きです。
――11人どころじゃないじゃないですか!
空野青空 二次元の「ぼくっ子」もすごく好きで、「名探偵コナン」に出て来る世良真純ちゃんっていう子もめっちゃ可愛いんですよ。あと「名探偵コナン」で忘れちゃいけないのが安室透さん。最近すごくバズってるのわかります?
――わからないですし、全然終わらないのでペースアップしてもらっていいですか……?
空野青空 あとはやっぱり絵恋ちゃんかな。妄想キャリブレーションの胡桃沢まひるさんも大好き。さかのぼってもいいですか?
――さかのぼってもいいので、お願いですからペースアップしてください……。
空野青空 「機動戦士ガンダムSEED」のマリュー・ラミアスさんはバブみ(母性)が深い。あと、でんぱ組.incさんは箱で推してるんですけど(グループ全体を推しているという意味)、夢眠ねむさんに実際に会った時にやばかったです。ボンキュッボンで、特にボンのところがすごかった。触ってしまったんです。お尻……お尻……お尻……!
北陸3県のアイドル・シーン
――話題を変えましょう! 北陸3県のアイドル・シーンはどんな状況なのでしょうか?
空野青空 富山ではピコピコ☆レボリューションさん、石川では新生おやゆびプリンセス解散後の残ったソロの子達や西金沢少女団さん、福井だとせのしすたぁさんやアミ~ガスさんとはよく共演して仲良くさせてもらってます。みんな個性的でキャラが強め(笑)。あと、最近数組の新しいユニットが活動を開始して、そのアイドルさんとも何組か共演させていただいてます。全体的に見るとみんな若いんですよ、10代とか。
――空野青空さんも若いじゃないですか。
空野青空 でも、10代と20代の壁ってあるじゃないですか? すごい若い子たちが多くて、下の子だと小学生がいるんですよ。フレッシュなアイドル・シーンが濃いのかな。
全国のオタクという名の戦士に知ってもらいたい
――2015年に「ミスiD」のオーディションを受けたのはどういうきっかけだったのでしょうか?
空野青空 実はソロ・アイドルになってからソロ・アイドルさんを勉強しようと思って、そこでたどり着いたのが寺嶋由芙さんだったんですよ。最初はオタクとしてじゃなくアイドルとして由芙さんを勉強して、由芙さんが「ミスiD」だったのを知って、「やっぱりソロ・アイドルとして戦っていくのって武器や見せる力がないとダメだな」と思って、ひとつのきっかけになったらいいなと思って「ミスiD」を受けました。
――受けてみてどうでしたか? オーディション動画の途中で泣きだすところを私は繰り返し見ました。
空野青空 周りの空気が思ってた以上に本気で重かったんです、それぞれが抱えているものが重すぎる感じがして。審査員の方もそれを受け止めるためにかピリピリしてたんですよね。その空気に飲まれちゃって、私もいろいろとお話しすることになった感じでした。
――今は「CHEERZ」や「.yell plus」のイベントにも積極的に参加していますね。いろんな人に知ってほしいという気持ちがあるのでしょうか?
空野青空 やっぱり北陸で活動してるだけだと東京にはそう出てこれないと思うんですよ。アイドルとして活動しているからには、全国のオタクという名の戦士の方に知ってもらいたいなという気持ちがあります。CHEERZや.yell plusは全国のアイドルさんがやってらっしゃるじゃないですか? そこで頑張ったら名前だけでも知ってもらえるかなと思って積極的に参加してます。
――全国区に進出したい気持ちはありますか?
空野青空 北陸から全国に、みたいなイメージは自分の中ではあります。
――富山から東京への移動は大変ではないでしょうか?
空野青空 だいたい寝てます。あとはTwitterして、パソコンで作業して、サービスエリアで遊んでる、みたいな感じです。
――車の中でパソコンで自分のリリース・イベントのフライヤー画像を作っているんですか?
空野青空 そんな感じです。移動に慣れちゃって全然苦にならないんですよね。ソロのスタートの頃からだいたい活動は石川県だったんですよ。車移動が主だし、石川県までの移動は最低1時間ぐらいかかっちゃうから、移動は1時間以上っていうイメージがあったんです。ていうか、車移動以外したことがないかもしれないです。だから気にも留めないぐらい普通になっちゃってます。
――パソコンについても詳しいですよね。
空野青空 たしかに最近勉強してめっちゃ進化してます。Adobe Illustratorをけっこう使えるようになりました。好きだからできるのかな、デザインとかもともと好きだから。最近は「あおにゃルウム」(SHOWROOMでの空野青空の配信番組)で、パソコンでワイプを入れたり、告知画像を挿入したり、告知画像を挿入しながらワイプを作ってあおにゃんがしゃべってるところを映したりできるようになりました。
――それを全部自分でやっているんですか?
空野青空 生放送の画面切り替えみたいに、パソコン上でポチポチってできるんです。
――いろんなことを自分でしていますね。
空野青空 そう。勉強家!
いろんな人に知ってもらうために万人受けするジャンルもやってみたい
――さて、ニュー・シングルの「WAになって、ベリチョコステップ!」はギター・サウンドで驚きました。
空野青空 今まで電波ソングが多かったじゃないですか? でも、今回はいろんなオタクの方や楽曲派の方、民間人の方でも普通にすーって聴ける雰囲気に仕上がってる気がします。今まではトゲトゲしいというか、面白くてポップな感じだったんですけど、今回はちょっと違う気がしますね。一言で言うと、あおにゃん的には「真夏のリア充」!
――MVもそんな感じですね。
空野青空 そう。リア充したんですよ!
――アイドルの女の子たちと一緒に。
空野青空 今までのMVとは全然違う気がします。
――でも、楽曲派の話をするなら、カップリングの「キョンシーダンス」かなと思うんです。私は「Beginning」の「DDD」が大好きだったんですよ。
空野青空 オレモー!
――はい……。「DDD」のように「キョンシーダンス」でもベースミュージックっぽいビートが急に入ってくるのがすごくいいですね。レーベルのtoomidolや制作のTOKYO LOGICの人と音楽の話はしますか?
空野青空 今回はあおにゃんの意見はあまりなくて、TOKYO LOGICさんサイドが主体になってアイデアを考えてできあがった曲が「WAになって、ベリチョコステップ!」なんですよ。「3xザ・ライド」(2017年のシングル)のときは、「3倍」をモチーフにしたいという希望や、赤いイメージとかをお渡しして、それをもとに作ってくださったんですけど、今回はクリエイターさんの「こういう感じにしたらいいんじゃないかな」っていうアイデアを全面的に押し出した感じです。
――今回はなぜそうなったんのでしょうか?
空野青空 今まであおにゃんがやりたい曲をけっこうやってきたから、ここは一息ついて、いろんな人に知ってもらうために万人受けするジャンルもやってみたいなっていう感じでした。
――「いつか、さよなら。」はバラードですね。空野青空さんの特技は「感情をこめた歌」ですが、どんなことを心がけて歌っていますか?
空野青空 バラード曲がもともと好きなんですよね。早い曲を歌うのがすごく苦手だったんですよ、リズムについていけなくて。早い曲よりもバラード曲のほうが感情もこめやすいし歌いやすかったんです。あと、あおにゃんの声が柔らかいから、パンチの効いた「バーン!」っていう感じの曲をあんまり歌えないっていう苦手意識があって、自分の声がちょっと好きじゃなかったんですよね。なので、こうやって4枚目のシングルでバラード曲をカップリングに入れられたのは嬉しいです。
「青空」という本名は変えたいとは思わなかった
――娘が東京にばかり行っていて、お母さんはなんと言っていますか?
空野青空 「頑張れー」みたいな感じでLINEが来ますよ。あと「あおにゃルウム」も見てくれてたり(笑)。お母さんもめっちゃオタクで、アニメも好きだし、うちにめっちゃ少女漫画があるんです。
――CHEERZの企画で渋谷駅に大きなポスターが貼られたじゃないですか。あの時に「青空」は両親がつけてくれた名前だと書いてありましたね。
空野青空 芸名は空野青空になったんですけど、「青空」っていう名前は変えたいとは思わなかったんです。ちっちゃい時は目立つからすごく嫌だったんですけど、最近になっていい名前だなってやっとわかりはじめました。
アイドルは辞めない気がします
――以前、引きこもりの時期にアニメに支えられたからアニソンシンガーになりたいと言っていましたね。今も目指していますか?
空野青空 目指してます。やっぱりアニメが好きっていう気持ちは変わらないし、二次元に近いお仕事をしたいなっていう気持ちがあるんです。アニメソングを歌ったり、声優だったり、いろんな形で二次元に関われたらなと思っています。
――声優さんもやってみたいんですね。
空野青空 やってみたいけど自信がない……でも、やってみたい!
――Dorothy Little Happyの高橋麻里さんも声優活動をしていますよね。
空野青空 そう、麻里ちゃん〜!
――落ち着いてください! 空野青空さんがアイドルを始めたのは、地元にアニソンシンガーのシーンがなかったからだそうですが、アイドルを続けてきてアイドルについての認識が変わったところはあるでしょうか?
空野青空 180度ぐらい変わったかもしれないです。アニメオタクとアイドルオタクって、どこか交わらない感じがするじゃないですか? 自分自身も最初はアニメオタクだったから、アイドルオタクの皆さんに対してはちょっと変な見方だったというか。
――偏見がちょっとあった?
空野青空 少しばかりはあったんですけど、実際にやってみるとひとりひとりのファンの方々がアイドルさんを支えているところがすごく見えるし、自分自身もファンの方々ひとりひとりにすごく支えられてるし、オタクとアイドルだけどすごい絆を感じるなと思います。ただのオタクじゃなくて、ひとりの戦士として絆を感じてどんどん好きになったし、ずっといてほしいと思うし、どんどん戦場を広くして、戦士のみんなが「あおにゃんを推してて良かったな」って思ってもらえるぐらいになりたいなと思います。自分はアニソンも歌いたいけど「単独戦闘型アイドル」っていう肩書きは捨てずにずっとやっていきたいし、その中でアニメのお仕事をできたらいいな。最初はアイドルをひとつのステップって思ってたけど、今はアイドルとして大きくなりたいっていう気持ちに変わった気がします。
――たとえば、もしアイドルを辞めたら何になるか考えたりしますか?
空野青空 アイドルは辞めない気がします。アイドルを辞めて何かになるわけじゃなくて、アイドルとしてアニソンシンガーや声優をやってみたいっていうイメージです。
――もし女優の仕事が来たらどうしますか?
空野青空 やります。演劇好きです。
――演劇をやったことはありますか?
空野青空 高校の時に少しばかり演劇部でした。
――それは何か月くらい?
空野青空 2、3か月かな。小学校の時に演劇をやったのがきっかけで、そこからずっとやってみたいなって思ってます。
――じゃあこの記事を見てオファーが来ることに期待しましょう。
空野青空 え〜、嬉しい〜!
――いや、まだ仕事は来てませんけど!
空野青空 え〜、期待しましょう!
生きていく中でずっと輝き続けたい
――富山に拠点を置きながら、2013年から5年間アイドル活動をしていますね。
空野青空 グループが1年ぐらい、ソロで3年半。もうすぐ5年だ〜!
――なぜ5年間もアイドルを続けてこられたと思いますか?
空野青空 自分自身の中に絶対辞めないっていう信念があるんですよ。たとえば今自分がアイドルを辞めたとしても、絶対にまたやってしまうんですよ。それを考えたら、今の戦士の方々をスパっと切っちゃって再スタートするより、ずっと続けてどんどん戦士を増やしていくほうがみんなも幸せになるじゃないですか?
――なぜ自分がアイドルを辞めないと思うんですか?
空野青空 (即答で)好きだから。
――アイドルの何が好きなのでしょうか?
空野青空 輝きたいっていう気持ちが大きいのかもしれないです。アイドルさんでも女優さんでも、いろんなお仕事のひとつひとつが、第三者から見ると全部すごく輝いてるんですよ。たとえばあおにゃんの好きな由芙さんも、いろんなお仕事をされてるじゃないですか? どんなお仕事をされてる時でもすごく輝いているし、そういうところを見てると自分も生きていく中でずっと輝き続けたいなって思います。
――今この瞬間は輝けていると思いますか?
空野青空 輝けてる気がする!
――実感があるんですね。
空野青空 みんながみんな「あおにゃん輝いてる!」って言わなくても、誰かひとりだけでもいいから、自分の輝きに魅せられる人がいるといいなって思ってます。
――でも、ひとりだけだと嫌ですよね、きっと?
空野青空 ひとりじゃ嫌だけど……でも、その「ひとり」がいっぱい増えてくじゃないですか? それが自分の中では目標かなって思ってます。
――「ミスiD」の講評で、「どうしても周りの大人に翻弄されてしまう人生になってしまっている」と言われたときにはどう思いましたか?
空野青空 どうしても周りの大人に翻弄されてしまう人生になってしまっている……?
――もう忘れているということは、たいして気にも留めてないということですね(笑)。
空野青空 気に留めた方がいいかな? そんなこともあったなー。
大佐(マネージャー) けっこう忘れるんですよ。嫌な記憶を排除していく高性能な脳を持っているらしくて(笑)。
空野青空 楽しいことしか覚えてない気がする。「好き」っていう気持ちと「楽しい」っていう気持ちぐらいしか覚えてないですね。
――最終的な目標はあるでしょうか?
空野青空 でっかくなりたいです!
――2メートル50センチぐらいとか?
空野青空 そうですね、3メートル、4メートルぐらい(笑)。でも、やっぱり今の時点で自分自身の立ち位置を見ると、全然まだまだなんですよ。だから少しずつでもどんどん上がっていきたいし、戦場をもっと広げて行きたい。あと、人生って長いじゃないですか? でも、ずっと輝いてたいなっていう気持ちもあります。
――それは30歳、40歳とかになってもですか?
空野青空 テレビを見てても、輝いてる人ってずっと輝いてるんですよ。テレビに出てない方でも、いろんなことにチャレンジしてずっと輝いてる人っているじゃないですか? 自分がアイドルを辞めて民間人に戻ったとしても、絶対「輝きたい」っていう気持ちは戻ってくると思うんです。だから、ずっと輝いていたいなっていう気持ちを忘れずにアイドルをやり続けたいなって思います。
――富山でそんなに「輝きたい!」と言っている人はいますか?
大佐 思っても言わないんじゃないかな?
空野青空 たしかに!
――そんな富山の県民性の中で、なぜそこまで輝きたいと思うんでしょうね?
空野青空 人を楽しませるのが好きなのかもしれないですね。どっちかっていうと、自分だけじゃなくてみんなで楽しいのがすごく好きなんです。みんなで楽しくて、みんなで幸せっていうのが好きだからかもしれませんね。