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【東広島市】猪の栄肉はパン粉揚げで旨味凝縮!

中本祥二地域発信ライター(東広島市・三原市)

ビストロパパさんの本店のメニューで以前から気になっていた、栄肉(※)の猪肉のお料理。今日やっとの思いで賞味できました!

※「栄肉」は、豊栄町の東広島ジビエセンターで捕獲されたジビエ肉のブランド名です。

店内の2つの猪肉メニューのうち、「栄肉猪ロース肉のパン粉揚げ、シェフの力作ソースで」(税込968円)を選びました。もう一つのメニュー(ボワレ製法のお料理)も近いうちに頂きたいです!

単品料理ですので、主菜としてパン(バケット)(220円)も注文しました。

程なくしてやって来ました。パン粉の粒の大きさが目を引き、見るからにサクサク感を感じさせます。

口にしてみると、サクサク食感であるだけでなく、お肉の歯ごたえと濃縮された旨味も広がります。豚カツやチキンカツとはまた違う独特の美味しさです。半熟卵に少し刺激的な酸味が加わったソースにお肉を浸けてみますと、揚げたてのお肉の温かみが引き立って、ほっとした気分になります。

主菜のパンのバケットは、ふっくらとしてモチモチ食感でした。

…猪(イノシシ)の肉は、筆者が子供だった約30年前に、西中国山地の旧湯来町(現広島市佐伯区)の親族宅で、お鍋に入れる肉として、ご馳走になっていました。(当時、「ジビエ」と命名されていたわけでなく、お鍋に入れるお肉が、牛でも豚でも鶏でもなくイノシシだった、といういきさつでした。) そういう思い出を持つ私は今、ジビエ肉としてイノシシ肉が脚光を浴び、様々な製法で広島県央の名産品になっていくことを、嬉しく思います。洋食のディナーメニューとして幅広い世代に広まってほしいですし、そしてお鍋の食材として復古することも願っています。

(追伸)お店のBGMはカーペンターズでした。故・カレンさんの美しい歌声は、お店の上品な雰囲気にマッチしていました。

(了)

文・写真 中本祥二

ビストロパパ 本店

広島県東広島市西条中央7丁目2-3
営業時間:11:00~15:00 17:30~22:00頃
定休日:不定休
電話番号:0824-24-8808

地域発信ライター(東広島市・三原市)

東広島市に居住しております。フリーライター、「芸備線ディスティネーション協会」会長、小売店アルバイト店員。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を発信してまいります。※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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