鈴木誠也の「1試合2本塁打&1三塁打」は日本人選手初!? 松井秀喜と大谷翔平は記録しておらず…
8月24日、シカゴ・カブスは、14対2でマイアミ・マーリンズを下した。
先発マウンドに上がった今永昇太は、7イニングを投げて被本塁打2本による2失点にとどめ、10勝目を手にした。「3番・ライト」の鈴木誠也は、5打数3安打、4打点。最初の2打席にシーズン17本目と18本目のホームランを打ち、5打席目にシーズン6本目の三塁打を記録した。
オプタ・スタッツによると、日本生まれのチームメイトのうち、一方が3本以上の長打を打ち、もう一方が勝ち投手となった試合は、メジャーリーグ史上初。大谷翔平(現ロサンゼルス・ドジャース)が両方を記録した試合もないという。
1試合に複数のホームランを含む長打3本以上の日本人選手は、鈴木が5人目だ。現ドジャース監督のデーブ・ロバーツのような、日本で生まれた選手を含めても、この人数は変わらない。
2002年7月2日に6打数5安打の新庄剛志、2006年6月24日に5打数4安打の城島健司、2022年9月5日に5打数3安打の大谷(当時ロサンゼルス・エンジェルス)が、いずれも2本塁打&1二塁打。それと、2004年のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第3戦に6打数5安打の松井秀喜が、2本塁打と2二塁打を記録している。鈴木と違い、この4人とも、そこに三塁打は含まれていない。
なお、今シーズン、1試合に複数のホームランと三塁打1本以上は、鈴木が1人目だ。昨シーズンは、5人が2本塁打&1三塁打を記録した。カブスでは、2017年の2人、7月7日のクリス・ブライアント(現コロラド・ロッキーズ)と7月27日のカイル・シュワーバー(現フィラデルフィア・フィリーズ)――どちらも2本塁打&1三塁打――を最後に途絶えていた。