通算400本以上のホームランを打ちながら、開幕戦の本塁打がなかった選手
今シーズンの開幕戦でホームランを打った26人(延べ27本)のうち、半数以上の15人は通算100本塁打に達していない。日本プロ野球で通算205本塁打の筒香嘉智(タンパベイ・レイズ)を除いても、通算50本塁打未満は5人を数える。
一方、通算400本塁打以上を記録したにもかかわらず、開幕戦のホームランが0本だった選手もいる。イライアス・スポーツ・ビューローによれば、唯一人、通算477本塁打のエイドリアン・ベルトレーがそうだという。
通算400本以上のホームランを打った選手は57人いて、ベルトレーはミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)と並び、歴代30位に位置していた。7月25日にカブレラに追い越され、31位となった。
ベルトレーは、開幕戦の18試合で69打数18安打(打率.261)。長打は、二塁打が3本だった。サンプル数が違うので単純な比較はできないが、キャリア全体では、23.2打数に1本のペースでホームランを打っている。
また、月別のペースは、「3・4月」の31.8打数/本がワースト。開幕からの1ヵ月も、他の月と同じペースで打っていれば、通算本塁打は500本に達していたかもしれない。
なお、開幕戦の通算本塁打は、フランク・ロビンソン、ケン・グリフィーJr.、アダム・ダンの8本が最も多い。それに次ぐのは、ベーブ・ルース、ウィリー・メイズ、エディ・マシューズの7本だ。この6人のうち、ダンだけは通算500本塁打未満。ベルトレーより15本少ない。
日本プロ野球の開幕戦の本塁打については、今シーズンが始まる直前に、こちらで書いた。