【京都市上京区】これで見納め京の桜 西陣の聖天さんで遅咲きの歓喜桜や松月桜に緑の桜が豪華絢爛花の宴!
京の桜も終焉が近づいています。仁和寺で遅咲きの御室桜などが残っているくらいでしょうか。2023年4月6日にもう一つの遅咲きで知られる雨宝院を訪れました。
閑静な町家群の中にひっそりと佇む、雨宝院、通称西陣聖天は、弘法大師が大聖歓喜天を奉ったことが始まりと言われる由緒ある寺院です。
応仁の戦乱で荒廃してしまいましたが、かつては東寺とともに皇城鎮護として栄えた大伽藍でした。藤原時代の千手観音像が安置されていて、「西陣の聖天さん」として地元の方々に親しまれています。
境内では歓喜桜や松月桜、八重紅枝垂桜が所狭しと花の饗宴を繰り広げています。さらに有名なのが、御衣黄という緑色の桜です。綺麗な緑の花びらが咲いていました。
雨宝院の西側には、西陣織の帯を扱う「渡文」があります。織成館の前で昔の郵便ポストを見つけました。懐かしい! 今は集配がされていない旨の張り紙が掲げられていました。
今晩から「桜散らしの雨・春の嵐」が予報されています。今年は開花も例年より早く、あっという間でしたが、これで今年の京の桜も見納めになりそうです。さあ、まもなく暑い夏の到来です!
北向山 雨宝院(外部リンク)京都市上京区智恵光院通上立売通上ル聖天町9の3番地 075-441-8678