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レイカーズを解雇されシクサーズに拾われたセンターが、幸先よく勝利に貢献

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 3月1日にロスアンジェルス・レイカーズを解雇され、フィラデルフィア・セブンティシクサーズと契約したデアンドレ・ジョーダンが、米国時間の7日に現地デビューを果たした。

 シクサーズは東地区首位を争うシカゴ・ブルズにペースを握らせず、121-106で白星を挙げた。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 この夜、シクサーズのジョエル・エンビードは、36分19秒プレー。エースらしく43得点14リバウンド2アシストの活躍を見せた。2月25日のゲームからシクサーズのユニフォームを身に纏うジェームズ・ハーデンも38分26秒コートに立ち、16得点8リバウンド14アシストと、二大巨頭が揃ってWダブルをマークした。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 7日、シクサーズはPFのポール・ミルサップが欠場。そこでデアンドレ・ジョーダンがバックアップセンターとして10分24秒、出場時間を与えられた。シクサーズの背番号9は、2得点3リバウンド2アシストをマーク。

 ジョーダンの役割はセカンドユニットだ。が、トップ争いに加わる強豪の一員として戦う方が、表情が明るいように見える。

レイカーズでウェストブルックと共に
レイカーズでウェストブルックと共に写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 エンビードは、新しいチームメイトをこう評した。

 「素晴らしい選手だね。だからこそ我々は、彼を必要とした。合流したばかりだけれど、リバウンド、スクリーン、バスケットに向かってのロール、相手のシュートをキャッチするなど、ディフェンダーとしての能力の高さも見せている」

 袋小路を抜け出せないレイカーズを解雇されたジョーダンだが、フィラデルフィアで意地を見せてほしい。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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