富士宮登山道沿いにある『富士山やさいセンター』さん。

店舗前に数台止められる駐車場がありますが、道を挟んで反対側には広い駐車場も完備。

開店時間頃に地元の農家さんが野菜を納品に来られ、毎日新鮮な地場野菜を販売しているのが分かります。

午前中は飲食店の方も多く仕入れに来られ、午後は品薄になりがちなほどの人気直売所です。

店内に入ると左側には根菜とくだものがずらりと並びます。

すぐお隣の山梨県勝沼の桃も大特価で販売されていました。

その奥には新鮮で植物性飼料で育った安全な産みたて卵が大容量パックで！もちろん富士宮産です。

新鮮で色つやが良い野菜はどれも良心価格。この値段ではなかなか買えないものばかりです。

中央の棚には、懐かしさを感じる手作り惣菜や、ちょっとした手土産にしても喜ばれそうなお菓子が並びます。

そして奥には種類豊富な多肉植物やお花なども。いろいろ選んで夏休みの自由研究に多肉植物の寄せ植えを作っても楽しそうですよね。

そしてお盆の季節、お墓参りに欠かせないのが塔婆。

お墓に塔婆を供えるのは静岡県東部に限られているそうで、県外の方たちは直売所やスーパー、ホームセンターなどで塔婆が売っていることに驚くそうです。

塔婆と一緒に造花や線香も販売しています。富士宮から裾野や御殿場に抜けるのに便利な十里木道路の入口に位置しているので、「お墓参りに行こう！」と当日思い立った時でも朝7時から営業している『富士山やさいセンター』に立ち寄れば、必要なものは全部揃います。

店員さんが全員女性、美人姉妹が経営する直売所なので、分かりやすい値段表示、清掃が行き届いた売り場、女性だからこその細かな配慮も伺えます。

私がまだYahoo!ライターを初めていなかった頃の話ですが、町内の祭事で葉が付いた根菜を用意するように言われた事がありました。

あちこちのスーパーや直売所を探し歩きましたが、根菜の葉は収穫してから枯れてくるまでの時間が早いので、店頭に並べるまでにしなびて枯れて来てしまうのだそうで、葉の付いた根菜って売っていないんですよね。

「葉が付いた大根とかって入荷しないですよね？」そう尋ねて理由を話すと、「聞いてみるからちょっと待って」と、なんとその場で農家さんに電話してくれて、次の日に葉付の大根を用意してくれたんです。

農家さんと密接した直売所、しかも信頼している間柄でないとそんなお願いには応じてくれないと思います。

その時に『富士山やさいセンター』の品質の良さ、新鮮さを身をもって実感し、しかも一元の私の為に動いてくれた親切さに感謝しきれませんでした。

今回は雨に当たってしまい、富士山を見ることができませんでしたが、運が良ければお店の北側に富士山を見る事ができます。

また今の時期は登山道沿いを百日紅の花が華やかに彩っています。

『富士山やさいセンター』の新鮮な野菜、果物を買うと『今日は何を作ろうかな？』なんて料理が苦手な私でも、なんだか心も弾んできます。