「結果が出せなくて残念」棋聖戦五番勝負で藤井聡太棋聖に敗れた永瀬拓矢挑戦者コメント
永瀬拓矢挑戦者「(39手目)▲9七桂がやり過ぎだったかもしれないので、早い段階で・・・。うーん、そうですね、(45手目)▲9三桂成とかがさらに被害を拡大してしまったかもしれないので。早い段階でかなり厳しくなってしまったような気がします。(左桂ではなく右桂を跳ねる順もあった?)考えてて違和感はなかったんですけど。ただ、進めてみると(40手目)△4五銀から自然に来られて。押さえ込みに来られたときにこちらがどのぐらい駒をぶつけていけるかだとは思ったんですけど。それが少し難しかったので。▲9七桂は無理だったかもしれないです。(今シリーズを総括して)先手番で1勝することはできなかったんで、それが課題なのかな、と思いました。本局だとやっぱり、途中でかなり厳しくなってしまったので、もう少し勝機の残る形にしないといけなかったかな、と思います。(2016年に羽生善治棋聖に挑戦し、今回棋聖2回目の挑戦でも奪取ならず)そうですね、お相手が違うのでまあ、あれですけど、結果が出せなくて残念だなと思います」