ひとり旅がおすすめ!日帰り可能な「近畿地方の温泉地」6選
GWが明けてから約2週間。そろそろ疲れもたまってきた頃ではないだろうか。そんなときは、ふらっとひとりで温泉旅(ソロ温泉)に出かけることをおすすめしたい。
今回は近畿エリアで日帰りも可能な温泉地を6カ所紹介する。大阪や京都、神戸などの中心地から片道約2時間以内でアクセスできる温泉を取り上げた。
花山温泉(和歌山県)
和歌山市の市街地にある一軒宿。成分の濃い炭酸泉が有名で、赤茶色の濁り湯とそれがつくりだす析出物のインパクトがすごい。温泉好きにとって憧れの名湯である。日帰りでふらっと訪ねてもいいが、2食付きプランは1万円台から。ゆっくり宿泊して名湯を楽しむのもよい。
湯の山温泉(三重県)
三重県北部の最高峰、御在所岳の斜面に湯けむりを上げる。大阪からでも車で2時間以内にアクセスできる。泉質は全国的にも貴重な放射能泉。「グリーンホテル」や「アクアイグニス」などの温泉施設でかけ流しの湯を堪能できる。
榊原温泉(三重県)
津市の山中にある歴史ある温泉地。平安時代に著された『枕草子』の中にもその記述が見られるとか。現在では10軒弱の宿が軒を連ねる。老舗宿の「湯元榊原舘」は甘い硫黄の香りがする透明湯で、源泉かけ流し。なかでも源泉風呂には32度のぬる湯が100%かけ流しにされており、湯の個性が際立つ。加温湯と交互に浸かると至福の気持ちよさだ
宝乃湯温泉(兵庫県)
名湯宝乃湯は、兵庫県宝塚市の市街地にあるスーパー銭湯。キレイな外観やバラエティあふれる湯船が並ぶ浴室は、スーパー銭湯そのものであるが、温泉は凄まじいほどの個性派。黄金色の濁り湯は海水以上に濃い塩化物強塩泉で塩辛い。源泉の質は名湯・有馬温泉にも負けていない。
椿温泉(和歌山県)
近くの白浜温泉の陰に隠れがちだが、pH9.9の良質なアルカリ性の源泉が自慢の小さな温泉地。海岸線に数軒の宿と温泉施設のある道の駅が並ぶ。道の駅にある日帰り温泉「椿はなの湯」は、31度の冷泉がそのままかけ流しにされ、加温湯との交互浴を楽しめる。周囲は風光明媚な観光地なので、海に癒されたい人にもおすすめ。大阪中心部からだと2時間を超えるが、わざわざ訪ねる価値のある名湯といえる。
灘温泉(兵庫県)
灘温泉水道筋店は、神戸の市街地にある温泉銭湯。「街の銭湯」といった風情だが、源泉と泉質は本格派。特に35度のぬる湯の源泉がかけ流される湯船は、体中に気泡が付着する名湯で、温泉ファン垂涎の的である。これからの暑い季節には、ぬる湯が恋しくなる。