【京都市山科区】その差40m以上! 山科区の外環状線は実は平たんではなく、洛中以上の高低差があります
山科区は山科盆地に位置していて、四ノ宮や御陵など山に近い場所では、道路の斜面が急なところもあり、歩いていて「山の手だな」と感じることがあります。
一方で、山科区の中心を南北に走る外環状線を車で走行しているとさほど傾斜も感じず、Google Mapで山科駅から外環を南に行ってマクドナルド外環勧修寺店までの道のりを検索しても、「全ルートがほぼ平坦」と表示されます。
しかし、筆者が山科駅前の三条通りから地下鉄小野駅まで外環状線を歩いたところ、4kmの距離だけではなく高低差を感じたので調べてみたら、意外なことがわかりました。
国土地理院の地図で調べたところ、JR山科駅は標高69.2mのところにあります。
一方で山科区のほぼ南端に位置するマクドナルド外環勧修寺店は標高22.2mです。つまり69.2m-22.2m=47.0mも高低差があります。1階3mの高さのビルに換算すると、おおよそ16階建てに匹敵します。
京都市では2007年から「新景観政策」を導入し、市街地のほぼ全域で建物の高さ上限を31メートルに設定しているため、街中で見る11階建てのマンションよりも高低差があると想像していただけるとわかりやすいと思います。
京都民の中では 「東寺の五重の塔のてっぺんの高さは、北山通と同じ」(参考資料:京都府)と言われることがあるのですが、鴨川の勾配は約200分の1(200mで1mの高低差)です。山科の外環状線は、4km÷47m≒85mで約85分の1と山科の方が市内よりも高低差があることがわかり、興味深かかったです。