【京都市左京区】『有頂天家族』の聖地 みたらし団子発祥の地でもある下鴨に鎮座する世界遺産
京都では、TVアニメ『有頂天家族』放送10周年記念プロジェクトの一環として、京巡りスタンプラリーが開催されています。物語の舞台である下鴨神社は、スタンプポイントのひとつに設定されているほか、10周年記念グッズの販売もされています。
『有頂天家族』とは
『有頂天家族』(うちょうてんかぞく)は、森見登美彦さんによる小説作品。人に化けた狸と天狗が人間社会に紛れて暮らす京都を舞台に、狸界の名門・下鴨家の四兄弟を中心に起こる様々な騒動が描かれます。
2013年(平成25年)にはテレビアニメ化。そのほか、漫画、ラジオドラマ、舞台、人形劇とさまざまなメディアミックスがされています。
2017年(平成29年)には「京都特別親善大使」に就任。「有頂天家族」のキャラクターたちが「おもしろき古都・京都」を紹介する「おもしろき古都は、良きことなり」キャンペーンが開催されました。
下鴨神社
下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)。賀茂川、高野川の合流地点に鎮座し、上賀茂神社などとともに京都最古の神社とされます。
御祭神は賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)で、男性守護、導き、勝利、また女性守護、安産、子育ての御利益があります。
1994年(平成6年)には「古都京都の世界遺産」のひとつとして世界遺産に登録されました。
境内に入ると、参道沿いに糺の森が広がります。
糺の森は東京ドームの約3倍もの面積がある原生林で、森林の全域が国の指定を受け保存されています。
境内には多くの国宝・重要文化財があります。
本殿近くの「御手洗池」(みたらしいけ)は、7月の土用になると清水が湧き出るところから「鴨の七不思議」に数えられます。この湧きあがる水泡の姿を団子にしたものが「みたらし団子」の発祥とされています。
下鴨神社と有頂天家族
『有頂天家族』では、主人公の下鴨一族が下鴨神社の糺の森に暮らしているという設定になっています。下鴨神社は『有頂天家族』の聖地というわけですね。そう思うとファンとしてはなんだかワクワクします。
2024年3月17日にはTVアニメ『有頂天家族』の放送10周年を記念して制定された「有頂天家族の日」(12月26日)の制定式が実施されました。
下鴨神社のスタンプポイントは、楼門を通った先にある授与所の中にあります。
また、アニメ10周年を記念したグッズが下鴨神社授与所でも販売中。下鴨神社限定のグッズもあるので、ファンの方はお見逃しなく。
下鴨神社
住所/京都市左京区下鴨泉川町59
電話/075-781-0010
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