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【大崎市】岩出山でいかした革製品を作っている27歳の職人を発見したので詳しく話を聞いてきました

ささキジ取材が得意なWebライター(遠田郡・大崎市・登米市)

どうも。ささキジです。

今回の記事の内容はレザークラフト!レザークラフトとは簡単に説明すると革を素材に用いて工芸をすることで、革製品を作ったりすることです。

そんなレザークラフト。なんと岩出山に住む27歳の威勢の良い青年が、個人で革製品の作成から販売までやってるんだと。

果たしてどんな思いで、どんなものを制作しているのだろうか?

ということで早速作業部屋に突撃していきたいと思います。

作業部屋へ

左が革職人の

白井友哉さん

右がなんと!ささキジの同級生で、今回白井さんを紹介してくれた

ツッコミが上手いおじさんの安部さんです。

安部さんと白井さんは互いの元職場が一緒で交友があったんだそう。

ってことで、早速色々お話を聞いていきます。

革細工という仕事をはじめたきっかけ

ささキジ:「なぜこの仕事で独立しようと思ったんですか?」

白井さん:「自分は元々製造業で働いていたんですけど、もともと革細工に興味があって本業と並行しながら革細工を楽しんでいました。そのうち革細工に本腰を入れたいという気持ちが強くなり、今に至ります」

なるほどね。

現在は口コミや、友人、先輩後輩を経路にフルオーダーメイドの革製品を作成、販売しているとのこと。

メンテナンスの依頼も請け負っていて、2024年は12月前半の段階で40点もの革製品を作成したんだそう。

どんなものを制作しているの?

こちらは今回同行してくれた安部さんが白井さんに作ってもらったキーケース。この日に完成した緑色のキーケースを受け取っていた。

白井さん:「他にもバックや財布。小物入れやペンケース、ベルトなど!最近だと美容師さんが使用するシザーケースをつくりましたね!革を使用したものであれば基本的にはどんなものでも対応可能です!」

実際に白井さんが作成した革製品。正直言う。惹かれる。際立つオシャレとかじゃなくて、主張しない渋さ、オシャレって感じ。

ささキジ:「すげぇ!!!!俺も革で作られた護身用のホルスターとかスタンガン入れがほしい」

今の世の中何があるかわからんからね。それでいてそういう見えない部分のオシャレって大事だと思う。

仮に暴君に襲われた時、おしゃれな皮のケースからスタンガン取り出したら

「こいつ…手練れだな…というかケースおしゃれじゃん。どこで買ったんだろう。いいなぁ。」

って思ってくれてことなきを得る可能性がある。そう考えると細部までこだわることって大事。

白井さん:「全然作るのは大丈夫です!ただそれでなにかあった時の責任は負えません

責任は負えない。27歳にしてリスクマネジメントが完璧にできている。白井さんもなかなかの手練れとみた。

制作する時はどんなところにこだわっているの?

白井さん:「自分が結構凝り性なのもあって、いろんな人の作品をみながら道具を買い足しています。お客様の理想を形にできるようその道具を駆使して、糸の縫い方や皮の処理の仕方を考えています!金具1つでも大きく印象は変わりますからね!」

お客さんから見た時にパッと見てわからないような部分にも力を入れているとのこと。

道具一つで縫い目も全体的な雰囲気も変わる。大きく変わるわけではないけれども、お客さんがオーダーしてくれた理想に近づけるように、全力で頭をフル回転させて考えるんだそう。

白井さん:「また、1回でバッチリ決まるってことはほとんどないので、試作をちゃんと作ってから進めるようにしています!バックなどの大きなものになると3,4回くらい試作しますね」

お客さんに本当に心の底から「これはいい!!!」って思ってもらいたんだろうなという気持ちが話を聞いていてひしひしと伝わってくる。

注文方法や費用感ってどれくらい?

注文はインスタグラムのDMにて受け付けているんだそう。

白井さんのインスタグラムアカウントは→こちら

気になる費用感なんですが、これに関しては

白井さん:「使用する革の種類や大きさ、完成までの作業時間によってピンキリなので一概にはいくらとはいえないです…すみません。ただご連絡いただければ見積もりは出せます!」

とのこと。ちなみに目安として

手前の緑のキーケースは7000円で販売したそう。

注文の流れとしては連絡するとヒアリングしてもらえるので

1,なにを制作して欲しいのか?(ベルトとか、財布とか)

2,どんな色がいいのか?どんな革の種類がいいのか?

3,要望

などを伝えてください!とのことでした。

革の色も想像以上にたくさんある。

初めて皮の製品の購入を検討している人におすすめの商品は?

白井さん:「ペンケースなどは職場の方のプレゼントにもぴったりですし、初めて購入する場合はお勧めしていますね!あとはキーケースや小物入れ、スマホケースなどの小さめのサイズを購入して実際にどういうものなのか知ってもらえるのがベストかなと思います!」

物によりけりですが納期を1〜3ヶ月頂いているとのこと。

最後に

真剣な眼差しはまさに"職人"

お話をしていて、とても真面目な方なんだなと感じました。

ここで同行してくれた安部さんから伝えたいことがあるそう。なんだろう。

安部さん:「昔同じ職場にいた時に、工場で白井くんが道具とかを落とした時に白井くんは手を挙げて俺を呼ぶの。それで落とした道具を俺が拾ったりフォローするっていう仕事の関係だったのね?」

ふむふむ。

安部さん:「で、白井くんと飯を食べに行った時に白井くんが箸を落としたのよ。仕事の癖が抜けなかったんだろうね。お店で手を挙げて俺を呼びやがったのよwww俺に箸を拾わせるのかとwwwあれは伝説だったなぁ。」

爆笑する安部さんと、照れる白井さん。

とても真面目な方なんだなと言いましたが、撤回。

白井さんは適度にバカでした。よかった。仕事もできて真面目とか、勝てるとこ無くておじさん悲しくなってくるもん。

なんか親近感湧いてきた。適度なバカでありがとう白井さん。

最後に白井さんかも伝えたいことが

白井さん:「オーダーを頂けることが1番嬉しい事ではあるのですが、現在SNSで制作過程であったり色々な革やカラーやデザインの作品を発信しています。それを見て楽しんで頂きたいという気持ちも同じくらいあるんです!僕自身も皆さんが革細工に興味を持って頂ける事が励みにもなりますし、良いプレッシャーにもなると思うので僕のインスタグラムを見ていただけると嬉しいです!」

いいこと言うね。

適度にバカで、凝り性で、お客さんのためにいいものを作りたいと思っている"職人"の白井さんにぜひ気軽に連絡してみてください!そしてインスタグラムのアカウントを見るだけでも本人、とても喜ぶそうなのでお願いします。

連絡先→インスタグラムアカウント

取材が得意なWebライター(遠田郡・大崎市・登米市)

宮城のローカルメディア【ミヤキジ】を運営しています。コミュニケーション能力、謎で無駄な企画力、独特な感性をフルに駆使し宮城県に関する記事を量産していています。特に"人"に焦点を当てた取材記事がめっぽう好きです。心の中でツッコミを入れながら読むと私の記事は輝きを帯びます。

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