ワールドシリーズ優勝の翌年、ポストシーズンにすら進出できず
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9月20日、ボストン・レッドソックスのポストシーズン進出が消滅した。前日の時点で、レッドソックスは10試合を残して80勝。この日、ワイルドカードの2番手に並んでいるクリーブランド・インディアンズとタンパベイ・レイズが、いずれも白星を挙げて91勝とした。インディアンズの勝利は、レッドソックスがレイズにサヨナラ負けを喫する(写真)よりも早かった。
ワールドシリーズ連覇は、1998~2000年のニューヨーク・ヤンキースを最後に途絶えている。ワールドシリーズで優勝した翌年、ポストシーズンにすら進めなかったチームも、今年のレッドソックスが初めてではない。
2012年からは、ワイルドカードがリーグ2チームに増え、3地区の優勝チームと合わせて、ポストシーズン進出はリーグ5チームとなった。だが、2011~18年のワールドチャンピオンのうち、翌年のポストシーズン進出を逃したのは、今回のレッドソックスが5チーム目だ。
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レッドソックスにとっては、地区制が導入された1969年以降、今回が2度目。4度のワールドシリーズ優勝のうち、ここ2度は翌年にポストシーズンへ進めなかった。前回は、2013年にワールドシリーズで優勝し、翌年から2年続けて地区最下位に沈んだ。そして、2016年から3年続けて地区を制し、その3年目となる昨年、5年ぶりにワールドチャンピオンへ返り咲いた。
なお、2012~18年の7年間は、地区最下位(3度)と地区優勝(4度)のいずれかに位置していて、どちらでもない順位は、8年ぶりとなる。ちなみに、今シーズンと同じく、8年前の2011年も地区3位だった。