高速バスで男から「わいせつ」被害 恐怖で声が出せないときの通報手段は? #専門家のまとめ
名古屋に向かう高速バスの車内で20代の女性にわいせつな行為をしたとして、53歳の男が逮捕されました。女性の110番通報を受け、警察官が休憩場所のサービスエリアで待ち構えていたものです。では、恐怖で声が出せなかった女性はどうやって密かに通報できたのでしょうか。参考となる記事をまとめました。
男は前の席に座っていた女性にわいせつな行為をしたとして「不同意わいせつ」の容疑で現行犯逮捕
女性は音声を使わずに文字や画像で通報できるスマホのアプリを使って110番通報
警察は聴覚や言語に障害のある人のほか、音声による通報が困難な人に向け、文字で事件や事故を通報できる「110番アプリ」を公開中
アプリをダウンロードして登録しておくと、チャットで警察に通報できる上、GPSの位置情報を通知し、写真も撮影、送付できる
高速バスのほか、電車でも乗客が少なく閑散としている路線や時間帯を狙い、窓側の席に1人で座っている女性客の隣りで逃げ道を塞ぎ、新聞やコートなどで手もとを隠しながら身体を触る事件が起きています。高速バスや電車では通路側に座り、いつでも逃げられる態勢にしておくほか、恐怖で声を上げられないような場合には「110番アプリ」を使い、直ちに警察に通報するとよいでしょう。(了)