名古屋市西区)ファン多数、街の豆腐屋さん「こだま食品」の直売豆腐がおいしい!生湯葉、お惣菜、豆乳鍋に
豆腐屋がある街の暮らしが恋しかった。
「まだまだ」と思っていたのに、いつのまにか家の近くにきていたピー・プーというラッパの音。母から雪平鍋をリレーのバトンよろしく受け取り、外へと駆け出す。少し心細くなりながら、音の主を追ったのはいつの日か。ラッパの音はいつの間にか聞こえなくなり、鍋のかけっこもなくなった。
先日、県外の門前町で懐かしい音を聞いた。ああ、たべたいな、お豆腐。
手造りとうふの店「こだま食品」
名古屋駅から円頓寺商店街方面へ足をのばすとあらわれるのが、豆腐店「こだま食品」。問屋街にありながらも、小売り歓迎の気さくな雰囲気がありがたい。おそるおそる入った店の中はほのかに温かく、豆の甘い香りがふわりと漂う。
水をたたえた流しの中にたゆたうのは看板商品「くみ豆腐」(210円)。一般的に「寄せ豆腐」とか「ざる豆腐」とも呼ばれるもので、豆腐品評会でたびたび受賞している折り紙付きの品という。ちゃぷん、と上陸したそれは、予想していたより大きい。
豆腐の横でゆらゆらしていたのは豆乳。カップ入り(110円)と袋入り(200円)があって、カップ入りのほうは近隣に勤める会社員のエネルギーチャージに、袋の方は家庭での豆乳鍋用にと買い求める人が多いのだそう。
お豆腐屋さんで買ってきた豆乳でお鍋とは、、、うらやましい。それ、絶対にやりたい。寒いうちにやろう。
左のケースに目をやると、油揚げや厚揚げのたぐいも充実。機械で揚げているのではなく、店の奥で1枚1枚手揚げしているのだとか。
味付けされたお揚げは、ご飯やうどんにヒラリとのせたら、ちょっと幸せになれそう。
そのまま食卓へ!滋味深いお総菜
おうちで作るにはちょっと手が掛かるお総菜もずらり。薄皮でさっぱりおいしい揚げ出し豆腐や、卯の花など素朴でおいしいラインアップ。
ちょっと珍しいのが生湯葉。人気商品のため品切れもあるので、どうしてもほしい時は取りおいてもらうのがおすすめ。
肉厚でぎっしり、クリーミー。直売ならではの味わい
煮物に入れたおあげをがぶりとやると、出汁がじゅわり。肉厚なので、ただ焼くだけでも立派な一皿になりそう。どのお品も、ギッシリ中身が詰まっていて食べ応えもばっちり。
豆の甘さとクリーミーさは直売ならでは。平日だと10:30くらいがゆっくりお買い物できておすすめとのこと。気さくな接客がうれしい、西区幅下で昔ながらの大切にしたいお店に出会った。
店舗詳細
こだま食品
・住所:愛知県名古屋市西区幅下2-20-10
・アクセス:名古屋市営地下鉄鶴舞線「浅間町駅」より徒歩7分/JR「名古屋駅」より徒歩14分
・営業時間:6:00ー18:00(夕方は商品すくなめ、日によって用意がない商品もあります)
・定休日:日曜・祝日
公式ホームページ
※価格は税抜き
※掲載内容は取材当時のものです。最新の営業状況と異なる場合がございます。
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