大規模断水続く静岡市清水区 乾燥した汚泥が舞い、水を求め長蛇の列が続く 現地住民からのSOS
記録的な大雨の影響で大規模断水が続いている静岡市清水区 。現場の住民の方から連絡を受け取材を始めた。
映像は24日土曜日深夜。集中豪雨によって街が冠水する様子が記録されている。
発生から2日が経ち今は水はひいているが、興津川流域を中心に6万3千世帯で大規模な断水が続いている。
清水市の田辺市長は復旧の見通しを「最大で1週間」としているが、住民からは一刻も早く復旧するよう、自衛隊への派遣などさらなる支援を求める声も上がっている。
住民からは私のもとへ、清水区の現場を伝えて欲しいとさまざまな連絡が。そのうちの1人、LINEで連絡をくれた、清水区在住のしみずさん。自身が住む地区は水道が復旧しているものの、隣町の友人の自宅は今も断水に苦しんでいる。
送られてきた写真や映像は今の清水区東大曲町。#清水区 の中にも断水が起きている箇所とそうでない箇所があります。住民によると水が引いあと乾燥した汚泥が風で舞い上がっているものの水がないため対処できないとのこと。
住民のしみずさんによると、給水所やコインランドリーなどには長蛇の列ができており、水が足りなくなると諦めて帰らなくてはいけないこともあったという。
また、区内では事業者や有志が自分達で、水を配給する取り組みをしているところもあるものの、そうした情報はTwitterなどSNSで発信、拡散されるケースが多く、お年寄りなどが情報にたどり着けないため、声を掛け合う必要があるとも話していた。
NHKの報道によると、市では、興津川の取水口をふさいでいる土砂や流木について、早ければ26日にも重機による撤去を開始する予定で、作業開始から4日間ほどで徐々に断水が解消できる見通しだということだが、住民からは「その間どのように暮らしていけば良いのか、見通しを示してほしい」という声が聞かれた。
こうした状況を踏まえ、国や自治体には一刻も早い復旧に全力を上げてもらいたい。
しみずさんが撮影した写真や映像と共にインタビューを映像にまとめた。ぜひ見ていただきたい。