WBAコンチネンタルアメリカ、スーパーウエルター級新王者
ヴィト・ミエルニッキ・ジュニアが2度目の10回戦、2度目のスーパーウエルター級の試合に出場し、99-91、99-91、98-92で判定勝ちを飾った。
20歳となった期待の新鋭は終始ペースを握り、空位だったWBAコンチネンタルアメリカ154パウンドのベルトを手に入れた。
ミエルニッキはこれで13勝(8KO)1敗、黒星を喫したリンバース・ポンセは19勝(11KO)6敗となった
ニュージャージー州ニューアーク出身のミエルニッキは7歳にして教会の地下にあるボクシングジムに通い始めた。アマチュアで頭角を現してからは、ジャーボンテイ・デービス、オサ・ジョーンズ3世、シャクール・スティーブンソンらと遠征を重ねた。
アマチュア時代の戦績は147勝22敗で2011年、2012年、2014年、2015年と全米王者となっている。2017年、2018年にはウエルター級の全米代表にも選出された。
プロではデビュー9戦目の8回戦で敗北を喫したが、183cmの身長と178cmのリーチ、均整の取れた肉体、そして豊富なアマチュアキャリアを武器に期待される存在となっている。
PBCも力を入れて売り出し中だ。その証が今回、決定戦でのタイトル獲得である。
ミエルニッキはこれまで、黒星の多い<咬ませ犬>との対戦しか経験していない。実力者と対峙した際、この若者はどんなボクシングを見せるのかー-。そろそろ骨のあるマッチメイクを期待したい。