【姫路市】スパイスの使用は、ほぼなし。体に染みわたるカジュアルフレンチに毎週通うファミリーもいるほど
まもなくオープン1周年、当初から注目していた東辻井の「Rokkan(ロッカン)」です。ある秋の日、車で名古山霊苑を南側から北側へ抜けると目の前が同店でした。これは運命、いよいよ伺うっきゃないとランチへ、その後の取材へとつながりました。
カジュアルフレンチとだけあって、入りやすい外観です。オーナーシェフの松本雅也さんはTシャツにジーンズ姿。なんだか安心。
味わいの“やさしさ”に引きつけられる
ランチは3つのコースが用意されています。
・Aコース(1650円~)…サラダ・スープ&自家製パン・メイン・ドリンク
・Bコース(2200円~)…前菜盛り合わせ・スープ&自家製パン・メイン・デザート・ドリンク
・Cコース(2750円~)…前菜盛り合わせ・スープ&自家製パン・メイン(肉&魚)・デザート・ドリンク
メニューの一例を。
【スープ&自家製パン】
紫イモの香りに包まれるスープに、ほっこり。
パンは、かたすぎず、やわらかすぎずのソフトフランスパンです。一味違うと思っていたら、松本さんはベーカリーでパン職人の経験がありました。
テーブルに運ばれてきたときは、持つのが熱いくらい。
【メイン】
温めてあるお皿の上に肉や魚料理が。
肉:香ばしい鶏モモ肉は、丸みのあるマデラ酒のソースで。秋を感じるキノコと共に。
魚:ポワレ。今回はサーモンです。甘い香りのベルモット酒とカブラ、大根、タマネギなどをクリームで炊いたやわらかい味をソースとして。
すっと体に染みわたっていきます。「刺激するようなスパイスは、あえて使っていない」との説明に合点がいきました。
前菜とデザートはB、Cコースで
【前菜盛り合わせ】
鶏ハム、ニンジンのラペ、イワシのビネガー煮込みにサラミ、サーモンのパテ、レンズ豆のサラダ、キノコとベーコンのオムレツ、柿と生ハム。バラエティーに富んでいます。
【デザート】
キャラメルの苦み、紫イモの甘み、紫イモの下に隠れているショコラのほろ苦さ。心がやわらぎました。
またまたレベルの高いデザートが出てきたと思っていたら、松本さん、お菓子教室に3年間通っていたんですって。それまでも大阪のホテルなどで修業をしてきましたが、スイーツの基礎となる部分を再確認でき、アレンジも施しやすくなったとか。
11月中は今回と同じメニューが登場することもありますよ。
くつろげる第2のキッチン
ディナーは「Aコース(3300円~)」から。前菜盛り合わせが豪華になります。アラカルトにはオムレツやパスタも。おやっ、フレンチの枠を超えている。
ワインは25種類以上。迷ったら、ワインショップにも勤務していたことがある松本さんにお任せ。
親しみが湧くアートを眺めながらジャズをBGMに、ほんわかしたひとときを。
毎週通うファミリー、年配者のリピーターも多いのです。そうよね、第2のダイニングキッチンにしたくなる!
Rokkan(ロッカン)
住所:兵庫県姫路市東辻井4-5-10
電話番号:079-290-5536 ※予約がおすすめ
営業時間:11:00~14:30(13:30LO) / 18:00~22:30(21:30LO)
定休日:火曜 ※ほかに月2回ほどの休みあり
駐車場:あり