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小さな部屋でも使える小さなロボット掃除機がやってきた!

キリカブロガー

ロボット掃除機は自動で部屋を隅々まで掃除してくれる便利なアイテムですが、その多くが欧米市場の大きな家を前提に開発されていて、日本の住宅では噛み合わないポイントもいくつかあります。そこに着目したのが、今回紹介する「K10+」という小さなロボット掃除機。

今回はSwitchBot株式会社から、日本の家に特化して開発された小型ロボット掃除機「SwitchBot K10+」を発売に先駆けて試させて頂けたので、詳細レビュー記事から抜粋してその使い勝手を紹介していきます。

左がK10+、右が従来機のS1 Plus
左がK10+、右が従来機のS1 Plus

SwitchBot K10+は先述したとおり、日本の住宅に特化して開発されたロボット掃除機。従来の欧米市場向けのロボット掃除機は、以下のようなデメリットがありました。

  • 馬力重視でサイズが大きく、日本のコンパクトな住宅にはオーバーサイズ
  • 騒音が大きく、日本の集合住宅では扱いにくい

これらの問題に着目して開発されたのが今回のK10+というロボット掃除機で、従来のロボット掃除機から可能な限り吸引力や使い勝手を維持しつつも小型化・静音化に挑戦した製品。

実際SwitchBotの従来のフラッグシップモデル「S1 Plus」と比較してみると吸引力はS1 Plusから僅か200Paしか劣らない2500Paを実現しており、清掃性能を妥協する事なく小型化を実現しています。

内蔵バッテリー容量やダストボックスは小型化に伴い縮小されていますが、K10+は掃除のたびに充電時に充電ステーションが自動でゴミを吸い上げてくれるので、容量は十分。バッテリーも2LDKの自宅のすべての部屋を掃除しても足りる容量があったので、こちらも十分でした。

小型化にあたって直径だけでなく全高も92mmとコンパクトに仕上がっているため、ソファーの下などもK10+は得意。コンパクトな住宅でも隅々まで掃除できます。

また、この小ささでありながら水拭き機能も搭載しており、市販の使い捨てのお掃除用のシートを専用のパネルに装着する事で水拭きができます。

従来のロボット掃除機の水拭きは専用のモップパーツを装着して水タンクから給水して水拭きする仕組みのものが多く、タンクの充填やモップの清掃といった部分が手作業で手間になっていました。

K10+の水拭きは使い捨てのウェットシートを使うためモップの清掃が不要で、メンテナンス性の面で非常にお手軽になっています。

清掃中の音量も45dBとかなり静かに抑えられていますが、ステーションへのゴミの吸い上げに関してもK10+は対策済み。ロボット掃除機のダストボックスからゴミを吸い上げるという部分は通常の掃除機のような音が出るので時間帯によっては気を遣う部分ですが、K10+はこの吸い上げを行う時間帯をアプリから指定可能。

夜間など集合住宅で近隣に配慮が必要な時間は吸い上げを行わず清掃だけ行い、昼間の時間帯にステーションに吸い上げといった二段階に分けた騒音対策ができるようになっています。

実際にK10+をしばらく使ってみた感想としてはコンパクトな日本の集合住宅事情に上手く寄り添えている製品で、今までの大型のロボット掃除機に抵抗のあった方でも導入しやすいモデルに仕上がっていると感じました。

K10+は2023年6月現在予約受付中で、8月に発売予定。気になった方は詳細レビューにて価格・性能などを詳細に比較・検証しているので、是非チェックしてみてください。

詳細レビュー(外部リンク)
日本の家に特化した、小型&静音ロボット掃除機「SwitchBot K10+」レビュー

ブロガー

テクノロジーを活用して理想の暮らしを追求する、AI企業のUIデザイナー。10歳から様々なサイトを立ち上げ始め、現在は2010年に立ち上げたブログ「ガジェットショット」をメインに更新中。趣味はスマートホームを活用した生活の自動化、AIの活用、アクションカメラを活用した車旅。

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