注意点は過湿のみ!素朴で可愛い原種シクラメン『コウム』
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。
上の写真は原種シクラメンのコウムです。
昔は種を海外から取り寄せなければ手に入らなかった原種シクラメンですが、ここ数年はホームセンターでも普通にポット苗が売られています。
9月頃店頭で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
原種シクラメンとシクラメンの一番の違いは球根の寿命。
原種シクラメンの球根は夏越ししながら大きくなり、我が家でも10年以上花を咲かせ続けています。
花の数もどんどん増えていくんですよ。
今回は原種シクラメンの中でも一番育てやすいコウムの植え替えをご紹介します。
普通のシクラメンにも応用できるので是非参考にして下さい。
休眠期は地上部が消える
原種シクラメンは夏から秋が休眠期。
休眠期は地上部が消えます。
球根の古い根を掃除する
土から取り出した丸くて平べったい球根。
下半分には古い根がびっしりとついています。
無理やり引きちぎってはいけませんが、軽くほぐして取れる根は取って下さい。
スッキリしました。
通気性の良い鉢と土にする
休眠期には完全に水を切る品種もありますが、コウムは雨ざらしで構いません。
とても丈夫で手間要らずのコウムですが、唯一気をつけるのが過湿。
過湿に気をつけないと球根が腐って消えてしまいます。
鉢には側面と底面に通気性のある素焼きの駄鉢やプランターバッグがおススメです。
通気性のないプラ鉢や陶器の鉢は不向きです。
土も熱がこもらず水通りのいい硬質赤玉土や東洋蘭の土を使って下さい。
写真は東洋蘭の土を使っています。
少し窮屈なくらいがベスト
球根はあまり間を空けずに植え、上に1~2センチ土を被せれば終了です。
少し窮屈な感じで植えた方が過湿防止になります。
花が咲いた時の見栄えも良くなりますよ!
原種シクラメン・コウムは育てやすい
原種シクラメンは20種類ほどありますが、関西以西はコウムが育てやすい。
私はコウムを雨のかかる場所に置いているため、一年中お天気任せで水やりもしていません。
肥料をやると原種シクラメンの球根はすぐに大きくなりますが、腐る原因にもなります。
なので全く肥料もやっていません。
それでも冬から春に可愛い花を一面に咲かせてくれます。
球根はこぼれ種からどんどん増える
植え替えをしていると小さな球根がいっぱい出てきます。
これは花の後に出来た種が落ちて球根になったもの。
植え替え後の土に適当に埋めておくと勝手に大きく太っていきます。
コウムは一株手に入るとこぼれ種からどんどん球根が増えていくお得な品種です。
球根はどれくらいまで大きくなるのかというと、私で最高直径8センチくらい。
うちの庭は夜でも気温が下がらないので、それ以上大きくなると腐って消えてしまいます。
でも4~5センチの球根でも50個前後の花が咲きます。
気をつけるのは鉢と土だけ!
秋から市場に出回る原種シクラメン・コウム。
一度育ててみませんか?
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